恋愛③

「好きです!」

私は思いっきり叫んだ。一目惚れの君に。君は照れながらも

「僕なんかがよければ」

と言ってくれた。

 

 これから始まる物語にドキドキしていた。でも、その物語を2人で作っていくことは、できなくなった。


 あの言葉が、そして表情が、どんなに私の心を、ときめかせたか君はわからないだろう。



 だって、君はもうこの世にはいないのだから。

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