第34話 ダブルデート 七

 そして、僕たちはデパートに着き、エレベーターでレストランのある7階へと向かう。

僕がエレベーター内の「開く」ボタンを長押ししていると、達紀が僕の耳元で、

「なあ翔真、もっといい行き先あったんじゃねえの?

 あと、考える時間長過ぎ。」

と、僕のダメ出しをした。

 『ああ、これでまたマイナスポイントが増えたな…。』

僕はその瞬間かなり落ち込んだが、何とか気を取り直そうとした。

 

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