第2話 プロローグ 二

 2018年3月。僕たちの恋は、終わりを迎えた。

 僕と亜紀は、とある街の大学に通う学生で、次の4月でお互い、大学4年生になる。そんな2人の出会いは、去年、2017年の10月。それは、たまたま途中から僕の所属していたテニスサークルに入って来た彼女に僕が一目惚れして、始まった恋だった。

 そんな2人は、僕からの告白で付き合い始め、もうすぐ付き合って半年を迎えようとしていた。そして僕は半年記念に、サプライズで彼女をどこかに連れて行こうと考えていた…それなのに。

 彼女が望んだのは、「別れ」の2文字であった。

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