修羅村

転ぶ

第1話光と闇の誕生

昔、昔、修羅村という閉鎖的な村がありました。


そこでは、法律は通じず、交番もありませんでした。


そこで育った光と闇という双子がいました。


名前通り光は、日の当たる生活をしていました。


闇も、名前の通り鍵のついた蔵で生活していました。


双子の宿命でありました。


光と闇、それぞれに自我が生まれた15歳の時に事件は起こりました。


村八分になって半殺しにされた佐藤孝が闇の生活している蔵を開けました。


「大丈夫?僕は、闇。」


夜だったので闇の目は孝の顔がハッキリ分かりました。


「助けてくれ!父ちゃんと母ちゃんが村の奴等に殺されてしまう。」


「分かった。蔵の鍵を開けてくれた恩返しだ。」


闇は、孝をオブって屋敷から飛び出した。

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