　　晴れ。暖かく、額に汗が滲むほどだ。

　今日でタピオカ屋の屋台ができた。細かい装飾やメニュー表の飾りつけなども残ってはいるが、大方完成したと言ってもよいだろう。

　仕方ないとはいえ、委員会の仕事でそちらにあまり協力できなかったことが残念だ。

　これであとは当日の設営班へバトンを渡せる。

　メニュー作成を担っていた班とメニューの確認をしたが、どれもワードセンスが奇抜だった。点茶タピオカというメニューがあった。内容を聞いてみると「抹茶味のタピオカジュース」らしい。

　メニュー班の中では盛り上がっており、メニューも派手にデコレーションされていた。

　タピオカ屋ってこういうものなのだろうか？派手すぎてはいないのか不安だ。

　今日は書道部、英和部、園芸部の様子を確認に行けた。

　書道部、英和部は共に滞りなく当日には間に合うとの事だった。どちらも作品の展覧をするのだが、それは既に完成しているとの事で、それをどこに展示するのか考えているらしい。

　園芸部の確認をすべく部室へ行くと、そこに上原さんが居た。

　どうやら少ない部員で各々が曜日毎に当番制で世話をしており、今日は彼女の日らしい。

　予定では花の種を売り物として出すと聞いていたが、顧問の先生に話を聞くと思いのほか今年の花は管理が行き届き、変わりに花そのものを展示するらしい。

　事故前の彼女も花の世話は好きだったらしいが・・・心配だ。

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