エピソード 完結型、示唆型について
前回はエピソードの締め方でぶつ切り型を説明しましたね。では、今回からは完結型から説明していくことにしましょうか。
前回同様今回も、まずは例から見てもらいます。
例文 【僕は妹ちゃんのために女学院に女として通うことにします。】より抜粋。
「あ、そうか。なるほど、納得です」
(そうか、あの時言われた「頑張ってね」ってこのことだったのか)
そこからは、少しの歓談の後これから頑張ってということを言われて学院長室を後にした。
(締め)
これが完結型の例文です。見てもらうとわかると思いますが、つまり物語が切りよく完結しているところで締めるということです。この締め方のメリットは、エピソードの終わりがはっきりしており次のエピソードにつなぎやすいということです。
次に、示唆型の例文を見てもらいましょう。
例文 【僕は妹ちゃんのために女学院に女として通うことにします。】より抜粋。
だって、栞はお兄ちゃんと僕のことを呼んだことは一度もなかったから……
これが、示唆型の例文です。これは最後の部分に「だからなに?」とつけられるものがだいたいそうです。切り方としては、物事を断定せず「……」や「だったなら」等の曖昧な終わらせ方をします。この締め方のメリットとしては断定せず沢山の捉え方がある終わり方が出来たり、次の文章に期待感を抱かせる効果があります。ただし、多用しすぎると違和感がでますのでご注意を!
と、今日の所はここまでです。ここまで3つの締め方を紹介しましたがまだまだ他にも締め方は沢山あります。皆さんも、自分なりの魅力的な締め方を見つけてくださいね。
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