食人・吸血種族との共存の方法

澪夢:あー……これ、やっちゃう? やっちゃいます?

ユウキ:当然この世界にも食人・吸血種族は存在する。でも種族はそれだけじゃないし、-街-の外はたとえ人外でも過酷な場所。食人種だろうが吸血種だろうが-街-の中で暮らす羽目になるんだが……問題は食料だよな(笑)

澪夢:ついでに、-街-の中では法律がありますからね、許可のない人食い・吸血は完全に犯罪です。

ユウキ:あと食人種の中には「死肉は食えない」種族もある。困ったなー……

澪夢:吸血種族の大体は献血で血液を賄ってます。ドラキュラもドラキュリアも血液パックからちゅーちゅーです。が、吸血種の中にも『生き血じゃないと嫌!』ってグルメってか迷惑なやついるんですよねぇ……そこで、-八番街-の裏、特産品。食用人間の登場ですね。基本、食人種族の主食は食用人間です。

ユウキ:『そういう用途』の為に生産される、人の形をした肉だな。感情もないし、痛覚もわからないように調整されてる。まぁ、家畜用の人間ってやつだな。

澪夢:倫理的にあまりしたくないんですけどねー。だからうちしかやってない、と。

ユウキ:唯一、公から輸出してるんだよなぁ……これだけ。

澪夢:どこもやってないけど、需要はありますからねぇ。ついでに食用人間は表のルートでは入手不可です。うちだって倫理的にアウトですからね。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る