パニック障害持ちの徒然エッセイ

1人が怖い

1人になるのが怖いです。

それは家でも外でも同じで

「あれ？私今1人？」

と思うと発作が出そうになります。

この1人になるのが怖い症状は結構厄介です。

だって、1人で留守番できないんですから。

実家にいる時はやっぱり「甘え」だと思われていたし、結婚してからは1人が怖いと夫にはしばらく言えず、大変な思いをしました。

朝、夫が仕事に行ってしまうと、急に怖くなって、玄関を飛び出し人通りはあまりないですが、家の中よりは安心出来る道路で座り込んで、1〜2時間過ごしたりしました。

それから少し落ち着いてくると家に入るのですが、やっぱり玄関から離れられず、そこで一日中過ごす事もありました。

そんな日々を経て、ようやく夫に1人が怖いのだと打ち明ける事ができ、日中は夫のいる仕事場（夫は自営業を営んでいます）の空いているスペースで過ごすようになりました。

最初はそれも色んな意味で地獄だったのですが…

まず、空いているスペースは店の奥で、元々物置にしていたので、寒いし暗い。しかも電話のコールがどこにいても聞こえるように大きく設定してあって煩くて怖かったです。

そういったものは徐々に改善して貰って、今も日中はそのスペースで過ごしています。

本当は1人で留守番したいです。

家事だって日中やりたいし。

趣味の事も静かなところでゆっくりやりたいです。

でもやっぱり1人で発作に苦しむのは怖いのです。

その矛盾が今も私を苦しめています。

そういえば、本やネットには広場恐怖症（外でると発作が起きる症状）についてはよく書いてありますが、1人になるのが怖い症状についてはあまり書いてないんですよね。

私の勉強不足でしょうか。

けど、お店のお客さんにもパニックをもってる人がいて、その方も1人になるのは苦手だと言っていました。

それでこの症状は私だけじゃないんだと分かりホッとしました。

いや、自分でも甘えなのかな？と思って不安だったんですよね…