第54話 規格

「しかし、こっぴどくやられましたね……『どっちが?』」

そういった案件で赴こうとしたのだろう。含意し。

「位格」……まぁ、だろうなと推測(域を出るか)。位格あって体面が保てる。因子は因子のままだったと、いま始まったことじゃない。「延々、続きますか?『ご冗談を。さて』」

冗談ではないという事は尋常になく、解って欲しかったが。

「戦争屋だったわけです。『児童は?』」

「本当、冗談ではないっす。『なにを血走ってるんですか』」

「各々がね、『いい過ぎでしょう』」

「なら、咎はどうなりますか。『いや問題なんですって』」

その時は咎であっても。呈しただけで、戦争かと。そんな気がしてならず。

「避けきれん分は、凌いだようで、大袈裟な戦争ではありません」

続けて。

「それとチャルの本堂はさらに危険です」

四賢者が一人、名をチャル。

場所は、国の西。

――都会

「子供は、躾けておけとおけといったろ」

「……直系子孫のあなたがそんな悠長なことをいっていいのですか?」

「……構わんよ。そんなことはどうでもいいが結界は?」

「解けません」

「四賢の日まで後、数日だぞ」

――西

チャルの本堂かなにか知らないが、「適宜に使いましょう」

金である。

「ぶっちゃけ、苦難です」

三豪傑なる怪物が居たらしく……共に封じた者ありき。矛盾であろう。聞いてみる……。

「四賢者の封印によって三豪傑並びにエイドが封じられました」

かくかくしかじか。因子らと戦争を行っただとか……うん、では何故、封印を解くかである。解いたら、エイドも復活するであろう。

困った話だ。

そして、尚のこと、現在、向かうかの地が顕著。

さらに「ゴルダ、シルド、アンバといい。手前も知っております」

……そう……なんだろう。として、四賢者の手でゴルダらエイドが封印されたのだと。

その結界を破る意義がない。

「……」

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