スロットで異世界魔王を打倒しよう 黒銘菓短編集23弾

黒銘菓(クロメイカ/kuromeika)

スロット

異世界で勇者をやることになった俺ことシモン・ヒーローは愕然としていた。

自分の特殊能力にガッカリしていた。





チート能力には違いない。

確かに最大火力は魔王ワンパンだ。

しかし、これはマジで使い勝手が悪い!




 プニョ!

 スライムが襲い掛かる中、能力を使う。


「スロットマシーン!

皆?元気してた?スロットの妖精ユイユイだよ!」

目の前に羽の生えた美少女が現れる。

「文字数無いから早く。」

「メタ発言有り難う御座います。では、ドーン!」

目の前に三つのリールが並ぶ。

そこに描かれているのは剣、鎧、装飾。


リールが回り出し、ゆっくりと止まる。


「おめでとうございます!大当たり!

ユグドラシルの杭・大陸龍の鱗鎧・賢者嗤石装備しまーす!」

身体に鎧、手には木製の槍、首に石が飾られる。

「回復能力に長けた装備+高防御力。どんな敵でも持久戦でいつか倒せる!

さぁ、レッツマラソ」


スライムは倒れた。

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