人魚
助手「きいてくれます?」
博士「何?」
助手「エロい感じのする話なんですけどね」
博士「はぁ?」
助手「覚悟はいいですか?」
博士「・・・やめたら?」
助手「ですかね?」
博士「・・・それで?」
助手「それがですね」
博士「言うんだ」
助手「はい、人魚の話ってありますよね?」
博士「うん、あるね」
助手「人形って1/2って感じじゃないですか?」
博士「半魚人?」
助手「・・・あ、まぁ、それでもいいですけど1/4で考えてみたことってあります?」
博士「クオーターってこと?」
助手「・・・ですね」
博士「・・・そうすると何かいい事でもあるの?」
助手「それが、エロいんですよ」
博士「はぁ?」
助手「膝から下が魚だったら」
博士「・・・あ、なるほど」
助手「ね?」
博士「たしかにエロいね」
助手「これだとできてしまうんですよね」
博士「なるほど」
助手「産卵じゃなくて出産が」
博士「・・・飛んだね、まぁ、先にすることがあるだろうけれど・・・」
助手「さらに、ひもパンがはける」
博士「その男性バージョンがせつないけど・・・」
助手「たしかに」
博士「世の中には想像力の豊かな人がいるね」
助手「ベクトルが完全にまちがってますけどね・・・そういえば」
博士「ん?」
助手「人魚の肉を食べると不老不死になるとか」
博士「不老か・・・生命のサイクルから外れてるから生きていないのと同じような気がするけど・・・」
助手「そっか、死んでるのと変わらないかもしれませんね」
博士「不老不死って思うことはあるかもしれないけどね」
助手「思うですか?」
博士「ファンタジーのエルフって寿命が長い設定って知ってる?」
助手「人の3~5倍でしたっけ?」
博士「かな?もし人魚の寿命が5倍だとしたら?」
助手「え・・・っと?」
博士「たとえば、100才くらいの人魚は20才くらいに見える」
助手「はぁ」
博士「人の20才から60才で40才年をとるのに対して8才しか年をとらない計算になる?」
助手「それなら期間なら年を取った気がしないし死なない感じがしますね」
博士「観測者が人間ならそうなるね」
助手「なるほど」
博士「食べると不老不死になるって話はわからないけどね」
助手「クオーターの人魚なら食べられますね」
博士「・・・そうだね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます