詩集

九重工

1日目 夜はやさし

黒い瞳にベールがかかる


純粋さがナイフになり

愛が劇薬に変わり

僕を苦しめる


君の瞳は嘘をいとも簡単に見破って

全てを見透かされているような気がする


側にいたいけれど近くにいることもできなくて

どうして君と僕はこんなに違うんだろう


夜だけは安らかに

全ての罪を覆い隠して

静かに眠る




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