目指せダンジョンマスター~女子高生女神に誘われ頑張ります!~
HIRO
第一章 主人公とフェアリー
机からこんにちは 女神です
令和XX年 4月 某日 神奈川県 某市
「ふんふ~ん、スズメバチの標本、めっちゃいいねこれ! 恰好良すぎ!」
一つの部屋、誰でも見れば目を引くほどの小柄な中学生下手をすれば小学生でも通りそうな美少女が目の前の昆虫標本を見てそんな感想を抱く。少女の名前は
お城のプラモだとか、爬虫類の育成(今はしてない)だとか、多様な図鑑収集だとか色々だ
ただまぁ、それら変わった趣味だけでなく、少女らしい趣味も持っている。
裁縫もするし料理もお菓子作りなんかも一緒にやったりしてる。
「ふう、お夕飯まで絵でも描こうかなーっと」
さて、彼女がひとしきりスズメバチの標本を眺め終えると次は絵でも描こうかと引き出しを開けてスケッチブックと色鉛筆を出そうとすれば。
「こんにちはー」
引き出しから金髪碧眼の美女が真心に声をかけるのだった。
真心咄嗟に引き出しを閉める。目を擦り再び引き出しを開ける。
「あ、急に閉めないで、指挟みそうになった」
「どういうことなのこれ? 意味わからないんだけど?」
「まぁまずは私の話を聞いてくれないかな? 安達真心ちゃん」
「え、なんで私の名前を?」
「それも踏まえて全部お話するから、ちょっと、出てもいい?」
「アッハイ」
金髪碧眼の美女は手をひらひらとしながらそんな言葉を真心にかける。
真心はその押しにたじろぎ、椅子を引きその美女が引き出しから出れるようにする。
美女は引き出しから全身を出して真心の部屋に足をつける。服装は古代ギリシアの服装でキトンと言われる服装をしていた、知らない? 調べるのだ。
「さてと、いきなりびっくりしたよね、御免ね」
「いや、まぁ、はい」
「それじゃ早速、本題に入るけど、私はね女神って奴なの」
「…………」
真心はこの人何言ってるんだと思うのだった。
「この人何言ってるんだって思ったでしょ」
「まぁ、はい」
「何考えても言い当てるよ、私、女神様だからね」
「はぁ、そうですか、では試しに」
真心は今日の夕食はハンバーグがいいなと考えてみた。
「ふんふん、今日のお夕飯はハンバーグがいいと、でも今日は麻婆豆腐みたいよ」
「ちょっと聞いてきます」
真心は本当に思ったことを良い当てられ少し驚きその次に続く言葉の真意を聞くべく一度下に降りて今日の夕飯を尋ねに言った。
「本当に麻婆豆腐でした、ちょっと信じます」
「ありがとうねー、それじゃお話聞いてくれる?」
「はい、何をお話してくれるので?」
「安達真心さん、貴方に私の異世界でダンジョントレーナーになって欲しいの!」
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