リメイク版「勇者になりきれ!」はじめました。

 さて、この企画。

 私が書いた文章にしては、異様なスピードでPVが伸びつつあります。


 やっぱりタイトルって大事ですね。皆様ありがとうございます。


 以前にビジネススクールで起業の勉強をしたとき、セールスレターの書き方に触れたことがありました。

 そこでは「ヘッドコピー」の重要性が強調されていました。新聞でいうと、見出しです。リメイク以前から、タイトルの付け方で読者の気を引く努力はしてましたが、ここ数日で改めてその大切さを再認識した次第です。


 先日、自分で自分にダメ出しをした通りにリメイク版をスタートさせてみました。


 まず、悪手だった冒頭からの世界観説明を封印。主人公の心情から入っています。イーノは、ヘラヘラした軽薄野郎が嫌いな堅実派です。ですのでラッキーが起きても警戒心を強めるタイプと言えましょう。


 賢明な君主は……他国の兵力をかりて手にした勝利など、本物ではないと考えて、他者の力で勝利するよりはむしろ自己の力で敗北することをねがった(原文訳)。


 すぐれた人は、ほかの人の力を簡単に借りないよ(こども向け超訳)。


「きびしい社会を生き抜く人になる!こども君主論」 

監修:齋藤 孝 発行所:株式会社 日本図書センター


 まさにそんな感じです。自分ではどうしようもない事態にならない限りは、安易に人に頼ろうとはしません。ただ、社交の場は不得意なので、そこは力を借りるでしょう。

 逆に、ビッグ社長はいろんなとことコラボするのが上手かったなと思います。

 かつては、日本のTRPG界の大御所とも言える「文法の間違い」さんと組んでたこともありました。あの頃が全盛期だったかな。


 マキャベリの「君主論」は、ウェルスダイナミクスでいうロード(君主)プロファイルのイーノには、しっくりくるところが多々あります。これからも、ネタ元として使っていこうと思います。

 その君主論のこども向けバージョンがあったなんて、驚きです。イメージからして意外ですよね。とても読みやすくて、大人にもオススメできます。


 以下、リメイク版の1〜3話までで特に注意したポイントを列挙してみます。

 まだの方は、【新】勇者になりきれ!の1〜3話をご一読、お願いします!

(MP社のPBWリプレイ小説1本分、6000字未満です)


・冒頭からの世界観説明を封印

(ロマンシング サ・ガとか、聖剣伝説2とか。世界観説明から入る名作もあるにはありますけど)


・タイトルの付け方で、読者の興味を引く。気になる見出し。


・主人公イーノの魅力、特徴を強く印象付ける。冒頭に心情を持ってくる。


・展開をギュッと凝縮、スピードアップ。主人公イーノとヒロイン・エルルの出番を早くする。

(一度、一通り書き出したからこそ、展開を頭の中で整理できました)


・「興味のマネジメント」を意識。「勇者の落日」のエピソードは、小出しにすることで関心を引ければと思います。


・むやみやたらに商業PBWをディスるのではなく、その理不尽の中でもミハイルはエンターテイナー魂を見せていた。それによってミハイルのキャラを立てる。

(なお、商業PBWの説明と問題点については、PBW歴15年以上のベテランが事実をありのままに書いてます。今後、PBWが健全な方向に改善することを願います)


・序盤で一番モヤっとしていた部分を、魔界塔士Sa・Gaの「かみ」や、ソードアートオンラインの「茅場」になぞらえて表現。たいていの人が、どちらかは説明不要で知ってる(検索すればすぐ分かる)有名人だと思います。


・私個人のこだわりで「固有名詞+伏せ字(ガ○ダムとか)」は下品に見えるので「トリコロールカラーでV字アンテナな元祖リアルロボット」みたいに特徴の列挙で言い換える。


 以上、皆様の参考になれば幸いです。

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