# しゅじゅしゅ
## 井戸の底の×××の呪い
とっくに死んでしまいたいのだ。
可能性としての
罪過が
無闇やたらに徘徊する。
可能性は掛け合わされ
指数の如く増加する。
罪過の深度と数、そして可能性。
もはや死罪ですら温い。
うっすらとした時系列が状況証拠に固まり、
あらゆる行為の痕跡は物的証拠となる。
相互的な比喩からなる神聖な弁護。
空虚な座標系に乗る防衛線は
あやふやな事実で壊滅する。
許されぬことが増え、
過去の全てが罪の領域で振動する。
重ね行く瞬間が
量刑の増加を要求する。
出頭する先はなく、
何人に対しても自白は許されない。
孤独に歩み奇蹟を為す。
その先にのみ
裁きがあり、
確率的に救われる。
成せぬのならば、
論理の適用さえも認められない。
替りがいるなら、引き継ぎたい。
退くことが救いになるなら
私の一切を虚無に返したい。
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