### 太陽系内の恒星数＠へ音記号セカイ

言い訳がましいことではあるが、

名子ちゃんへの愛は偽物ではない。

誓っていい。

彼女に全てを捧げて構わなかった。

しかし、

私が求めていたのは

名子ちゃんでないのだ。


その理由も

解かっている。

それは、

既知の

セカイにおける

私についての定理。


それを

知っているが故に、

私は

現実で

名子ちゃんと

直接に再会することは

不可能なのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る