はじめての、ひらがな

 四歳のユヅは、最近ひらがなが読めるようになった。「私がお母さんに読んであげる!」と、つっかえながら一生懸命絵本を読み聞かせしてくれるように( 〃▽〃)


 先日、ユヅが得意気にお絵かき帳を見せに来た。

 「自分でひらがな書けたよ!」


 わぁ、すごいね~( ´∀`)


 たどたどしい、けれど可愛らしい文字で書かれていたのは……


 『い り こ』


 !?Σ( ̄□ ̄;)


 「いりこ、書いたんだよ!」


 本当にいりこ? 渋すぎるやろ! つーか、「いりこ」って単語を知ってたんやな……。

 あ、二本棒線引けばそれっぽく見えるから書けたのか! 考えたな~。『り』が鏡文字だけど、ご愛嬌やな~。


 固まっている私を見つめ、満面の笑顔を浮かべている娘。


 「……上手に書けたね!」


 ユヅ、初めて自分で書けたひらがなでした(ノ´∀`*)

 


 おまけ。


 仕事が長引き、急遽延長保育を申し込んだときのこと。


 「はい、○○園です」


 「いつもお世話になっております……すみません、残業になってしまって、延長をお願いしたいのですが」


 「申し訳ありません、市外出張でして」


 !?Σ( ̄□ ̄;)


 え、ユヅは今日市外に行ってるの? 遠足? 聞いてないんだけど! お弁当持たせなかったけど大丈夫だったの!?

 いや、ユヅな訳ないやん……職員が市外出張に出てて人手不足だから、延長保育できないってこと?


 「?」が飛び交い誤作動を起こす頭の中で、やっとシナプスが接続。


 延長=園長


 園長を出せ、と言ってると勘違いされてる!?(゜ロ゜ノ)ノ


 「……あの、延長保育を申し込みたいのですが」


 「あっ、延長保育ですね! すみません~」


 仕事でささくれた心が、ほっこりしました(ノ´∀`*)


 

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