第705話 2021/9/18 小ネタ集

 本日は8時起き。台風14号は和歌山県に再上陸したらしいが、この辺は夜中に雨が降っただけで、いまは雨も風もない。何事もなく通り過ぎてくれるのだろうか。しかし、ダルい、眠い、頭が痛い。うがー。

 そんなこんなで本日は小ネタ集。始まり始まり。


「アンタは橋の下で拾ってきたんやで」みたいなタチの悪い冗談を親の口から聞いた経験がある人もいるかも知れない。昔々、人々が育てられない赤ん坊を川に流していた時代には、橋の下に流れ着いた事もあったのだろう。あるいは貧しい人々が子供を捨てるとき、せめて雨露に濡れないよう橋の下を選んだ、なんて事も珍しくなかったのではないか。橋の下は家を持たない人々の住み処であり、陰陽師は橋の下に式神を住まわせた。橋の下は小さな異界なのだ。

 アメリカのテキサス州ではカリブ海諸国などからの不法移民などをデルリオ国際橋という名の大きな橋の下に収容しているらしい。その数、1万人以上。もはや町である。税関・国境警備局(CBP)によれば、「日陰になっていて熱中症などを防ぐことができ、拘束を待つ間の一時的な待機場所として機能している」(AFP)とのこと。一部の滞在する根拠を持つ人々を除く大半が、この後国外退去処分となる模様。

 いうまでもなくアメリカは移民が作り上げた国ではあるが、不法移民を無制限に受け入れたりすれば、社会福祉があっという間にパンクしてしまうだろう。大統領がトランプ氏であれバイデン氏であれ、できない事をできるとは言えない。

 国を構成する国民は、結束を求められるが故に内向性を持つものだ。外から入ってくる人間に、いつでも誰でもウェルカムという訳には行かない。他国にルーツを持つ人々に国を乗っ取られる可能性だってあるのだから。この件で言えば、問題があるのはアメリカ政府ではなく、移民を発生させているカリブ海諸国の政府である。それをまず明確にすべきだろう。

 日本も他人事ではない。いずれ中国や朝鮮半島に「何か」があれば、大量の難民が押し寄せる可能性は常にある。その対応はいまから考えておくべきだと思う次第。


 アメリカは車社会だと言われるが、かつては鉄道網が発達し、どこへでも電車で出かける事ができた。しかしその鉄道会社を大手自動車会社が買収し、すべての路線を潰してしまった。結果、アメリカ人は車を買うしかなくなり、車社会となったのである、という話がある。どこまで本当なのかは不明だ。都市伝説なのかも知れないが、アメリカならありそうに思えるのが何とも。

 さて「マールボロ」「ラーク」などのブランドでお馴染み、アメリカのタバコ大手フィリップ・モリス・インターナショナルは16日、イギリスのぜんそく吸入薬メーカーであるベクトラの75%近くの株を取得し、筆頭株主となった。

「我々はベクトラの買収で重要な節目に到達した」

「ベクトラが当社の脱ニコチン戦略において重要な役割を果たすことになり興奮している」(CNN)

 とフィリップ・モリスのCEOは声明で述べているが、まあアレだ。フィリップ・モリスとすれば、片方でぜんそくの種を撒き散らしながら、もう片方でぜんそくの薬を売る訳だから、儲かって仕方ないのではないか。嫌なマッチポンプだな。あるいはこの先、「タバコを全面禁止しろ!」みたいな動きが出て来たら、ぜんそく薬が値上げされたりするのかも知れない。まったく金のあるヤツは好き放題できていいな。


 アメリカ中央軍のケネス・マッケンジー司令官は17日、アフガニスタンのカブールで先月29日にISのメンバーを狙って行われたはずの無人機による空爆が誤爆であり、民間人10人を誤って殺害した事を認め、謝罪した。

 謝罪されたって何がどうなるものでもないのだが、この爆撃に関しては直後から誤爆ではなかったのかとアメリカメディアなどが報じていたのを、ようやく認めた形である。アメリカ軍が撤退してもテロとの戦いは継続する、とかバイデン大統領は言っていたが、これを見る限り極めて難しいのではないか。どれほど最新鋭の機器を使ったとしても、ボタンを押すのは人間なのだ。現場で人間の目を通していない情報を、後方だけで判断するのは危険であるように思うところ。


 岸和田のだんじり祭が2年ぶりに今日から始まったらしい。一応は「無観客」だそうだが、んなもの地元の住民に家から出るなとは言えないしな、見物人は山ほど出るだろう。新型コロナの感染者抑制という観点からすれば祭は行わないのが正しい。虫けら個人としても祭はない方が有り難い。ただ、大阪府の感染者数のほとんど大半は大阪市を中心とした北部地域に集中している訳で、だんじり祭を開催したところで感染爆発などは起きないだろう。人数は増えるだろうとは思うが。


 テレビ番組であれインターネットサイトであれ、ランキングは大人気であるが、そこには常に「この順位、操作してんじゃないの?」という疑惑がつきまとう。いや実際してるだろう。何の操作もされていないランキングが存在すると思えるほど、虫けらは他人も世間も信用していない。

 16日、世界銀行は、世銀が毎年公開している「ビジネス環境ランキング」で不正操作があった事を発表した。2018年版のランキングにおいて、中国からの圧力があり、当時の世銀の最高経営責任者だったゲオルギエワ国際通貨基金(IMF)専務理事の関与もあって、85位から78位に順位が引き上げられたという。

 まあ何と言うか、しみったれたセコい話。こんなランキングを気にして、順位を上げろと言う方も言う方なら、ホントに上げてしまう方も上げてしまう方だ。多少は金も動いたのだろうが、もうちょっとスケールの大きな話はないのかね。非常にみっともない。


 本日はこんなところで。ネタがない。はあ。

 推敲も終盤なのだが、クライマックスの場面がどうにも気に入らない。何とかしたいのだが、なかなか何とかなってくれない。うーむ。まだ脳みその限界は来ていないと思うのだが。とにかく今日はクライマックスだけ頑張ろう。少しでも面白くなりますように。

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