第529話 2021/3/26 責務とか

 本日は5時起き。んあー、眠い。眠いがゴミを3袋出さにゃならんし、何やかやとする事もある。午前中は寝ていよう、みたいな感じには行かないようだ。もっとも今朝は夢を見なかったようで、気分は悪くない。何とか1日頑張るか。


 老師だ師父だ大人たいじんだ、長く複雑な歴史を持つ中国では、相手に敬意を表す言葉も多い。しかし、だからといってそれに比例して立派な人物も多いのかと言えば、そこは関係ないのかも知れない。

 もちろん虫けらは中国人全員を知っている訳ではないし、中国に「立派な人物」がどれだけ存在しているのかという統計学的データがある訳でもない。しかしメディアを通して「本来立派な人物であるべき立場にいる中国人」を見ると、「こんなものなのか」と思えてならないのだ。

 有り体に言って人間が小さい。低レベルの雑魚である。何でこんな人物を要職に就けているのだろうと疑問に思う事が多々ある。科挙の歴史を持ち、しかもあれだけ人数のいる国である、厳選すればとんでもなく能力の高い人物を探し出す事はさほど難しくないと思うのだが、何故かそれをしない。何とも不思議な事だ。

 とは言え組織が巨大になり、「大男総身に知恵が回りかね」状態になれば、各部署は血行も新陳代謝も悪化し、汚職が蔓延し腐敗が始まる。これは中国だけの話ではないが、どこにだってある話であるからこそ、当然中国も例外にはならない。

 習近平政権は「汚職追放キャンペーン」など行っていたが、これは体の良い政敵追放であり、政治腐敗そのものが減少したと主張しているのは習近平国家主席の側にいる者たちだけだ。「汚職」という言葉の定義が庶民感覚と乖離した汚職追放キャンペーンが行われている時点で、その組織はすでにマトモではない。共産党のカルト政権である事を除外したとしても、巨大になりすぎて柔軟性を失っている蓋然性は小さくないだろう。

 ただ現実的視点に立てば困った事に、この柔軟性を失った腐った組織が核兵器を含む世界有数の巨大な軍事力を保有しているのである。こんなの、いつどこが暴走するか知れたものではない。まさに「何とかに刃物」の世界である。余りにも危険極まりない。

 中国をここまで肥大化させ、危険を拡大してしまった責任は、日本を始めとする西側各国にある。先見性もなく、未来への指針もなく、無思慮に金と技術を渡し続けた事が諸悪の根源と言えよう。ならば西側各国は世界のために責任をもってこの危険な存在を解体しなくてはならない。それは責務であり、義務である。目をそむけ逃げる事は絶対に許されないのだ。

 25日、中国外務省の華春瑩報道局長は記者会見で、日本政府が新疆ウイグル自治区の人権侵害に「深刻な懸念」を表明したことについてこう述べた。

「日本は慰安婦問題という人道上の犯罪で言葉を濁している。彼らは人権を尊重していると言えるのか」

「デマに基づいた中国に対する中傷をやめるよう望む」

「日本の侵略戦争で3500万人を超える中国人が死傷し、南京大虐殺で30万人以上が犠牲になった」

「歴史を直視し深く反省し、言葉を慎むように望む」(以上時事通信)

 何とも余裕に欠けた矮小な言葉である。

 つまり彼女の発言を要約すれば、こういう意味となるのだろう。

「いま中国は第二次大戦中の日本軍と同じような事をしているだけだから、日本に文句を言われる筋合いはない」

 文脈を読めばそうなる。もしも彼女が「現代の中国は、いまの日本よりも人権に配慮した国であるから、文句を言われる筋合いはない」と言いたかったのであれば、従軍慰安婦だの侵略戦争だのを持ち出す必要などなかったはずだ。なのにそれを持ち出したのは、持ち出さざるを得なかったからであろう。

 現代の日本は、人権を守るという視点に立てば、まだとても完全とは言い難い。まだまだ改善の余地は十分にあるし、そのための努力を続けるべきだと考えている人々も多い。では彼らは何故そう考えるかと言えば、歴史を直視し、深く反省しているからだ。そしてその歴史の直視と反省に立てば、他国の人権侵害を放置してはならない事は自明の理である。隣国ともなればなおさらだ。

 日本を始めとする西側各国が中国の人権侵害に対し懸念を表明するのは、表明「してやっている」のである。改善点をわざわざわかりやすく指摘「してやっている」のだ。どんなアホでも理解できるように。これは本来「敵に塩を送る」行為なのだが、中国はそれを「大きなお世話」と拒絶している。もはや何も見えていないのは明らかと言える。

 このままエスカレートすれば、いずれ世界各国は自衛のために中国を解体せざるを得なくなるだろう。それは中国が自ら招き寄せた災厄であり、悲しいかな因果応報と言える。中国の国民には同情をするところであるが、難民として日本に向かうのはやめていただきたいと願う次第。


 その中国の新疆ウイグル自治区では「新疆綿」という繊維が特産となっているが、これにはウイグル人の強制労働が関係しているとの説があり、そのため大手アパレルでは新疆綿の製品を扱わないところが出ている。ちなみに日本の無印良品は、日本国内で流通させている商品から新疆綿の製品を除外している。もっとも中国国内では何事もなかったかのような顔で新疆綿の製品を販売しているそうだが。

 そんな中、律儀に中国国内からも新疆綿の製品を排除したのがスウェーデンのカジュアル衣料チェーン、ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)である。H&Mがこの方針を表明したのは昨年なのだが、先般EUが中国に制裁を科したのをきっかけに蒸し返され、現在大バッシングを受けている模様。淘宝など通販サイトでは検索しても同社の製品がヒットしなくなり、国営メディアが名指しで批判、微博にはH&Mを非難する書き込みが溢れているそうだ。

 また中国人の芸能人2人が、アメリカのスポーツメーカーであるナイキとのプロモーション契約を打ち切ったらしい。別の3人は日本のアパレルメーカーであるユニクロとの契約を打ち切ったそうだ。

 まあ何とも小さい小さい。「小人閑居して不善を為す」とは中国のことわざだが、まったくその通りである。この程度しかなすべき事が見つからないのだろうな。いと哀れ。


 昨日25日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した事に鑑み、自民党の二階幹事長は同日開催された北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部の役員会の中で、

「北朝鮮に抗議するだけでいいのか。弾道ミサイル開発は続いている」(時事通信)

「排他的経済水域(EEZ)内に落下しなかったとはいえ、今回の行為は明白な国連安保理決議違反であり、断固抗議しなければならない」(産経新聞)

「ことある度に集まったってしょうがない。こんなことだけでいいのか。国民は何を政治はやってくれてんだっていう思いがあるはずだ。生ぬるいことを言っておるだけでいいのか」(朝日新聞)

 などと述べたという。

 で? 具体的に何をしろと言いたいのか。

 発射基地にミサイルをぶち込めと言いたいのなら、そう言えば良いではないか。提案を伴わない批判など、ガス抜きにもならない無意味な愚痴である。

「ここで政府を批判すれば目立つが、目立ちすぎて矢面に立つのは避けたい」

 みたいな計算がアリアリと見える。何ともスケールの小さな小悪党。こんなのを排除できないいまの自民党は、どうにも情けないと思うところ。


 本日はこんなところで。昨日は何とか2000文字ほど書けた。頑張った! まあ、これで今日書けなくなったら意味がないのだけれどな。少しでも書き進められるよう頑張りたい。頑張れるかな。

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