第467話 2021/1/23 いい加減とか

 本日は7時起き。空気がぬるい。暖かいというよりぬるい。気持ち悪い気候だなあ。この先火曜日くらいにクソ暖かくなって金曜日くらいにクソ寒くなる予報。たぶん風邪をひくのではないか。先般風邪をひいたときはフラッフラになって激ヤバであったが、今回はああならないように祈るばかり。


 人間は基本的に嘘つきでいい加減なものである。22日、麻生財務大臣は記者会見で定額給付金の再給付について、「(定額給付金は)政府の借金(国債)でやっている。後世の借金をさらに増やすのか」(産経新聞)と否定した。

 一見正しい事を言っているようにも思える。確かに後世の借金を増やすのは未来の国民が大変な思いをする。我々は我慢すべきなのかも知れない。まあ、もしそれが「贅沢」ならば、だが。

 そもそも後世の借金が増えるから問題だなどというのは、いま借金のない政府であればこそ使って良い言葉である。さらに言うなら、先般成立した予算で国債を発行していない政府ならばこそ使う価値のある言葉でもあるだろう。麻生大臣の家には鏡がないのか。

 自分たちはバンバン国債を発行させるが国民を助けるためには国債の発行など行わない。まるで有権者に「国会議員にしてもらった」事実を忘れてしまったかのようである。有事に国民を助けない政府に何の価値がある。

 誤解のないよう書いておくが、虫けらは別に給付金にこだわっている訳ではない。たとえば「給付金は出せないが、国会議員の定数を削減して、給与水準も引き下げて国の支出を最低限にする事で、新型コロナ対策の予算を増やすから、日本国一丸となってこの難局を乗り切りたい」とかいうのであれば、協力を惜しむつもりは毛頭ないのだ。

 あるいは給付金を出さない代わりに消費税減税し、今後30年間は増税しない、借金を増やさないために国債も発行しない、とかならまだ話も理屈もわかる。

 それを給付金は出さないが国債は発行するしそのうち増税もするぞ、みたいな態度でふんぞり返られて、ハイそうですかとヘラヘラ笑ってはいられない。そこまでマゾになった覚えはない。

 アメリカではバイデン新政権が誕生した。日米安保の在り方も変わるかも知れない。今後はアメリカを当てにしない、軍事的に独立した日本を目指すために防衛費を増額し、そのために国債をバンバン発行するし消費税も上げる、というのなら虫けらは協力しないでもない。ただしその場合でも議員定数削減程度は絶対に必須である。一方的に国民の側だけにシワ寄せが来るような幼稚で間抜けな政治は認められない。

 とは言え人間は基本的に嘘つきでいい加減なものであるから、選挙が近付けばまた麻生大臣の言う事も変わって来るかも知れない。どうせなら早めに方向転換した方が傷は浅いと思うのだが、有権者から「いい加減にしろよ」と言われないとわからんのだろうか。


 21日、イギリスの新聞『タイムズ』が日本の与党の有力議員の話として、東京オリンピックの中止を政府が内々に決めたと報じた。政府と東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、すぐさまこれを否定、2032年大会の開催を確保しようとしているという報道についても同様に否定した。

 後世の国民の借金になるからオリンピックを中止します、と言えば国民から支持されるんじゃないの、知らんけど。


 イギリスで見つかった新型コロナの変異株は感染力が高いだけではなく、致死率も高い可能性がある、と22日にボリス・ジョンソン首相が発表した。東京で10歳未満の女の子がこの変異株に感染していると明らかになっているが、もう市中感染バンバンしているのだろうな。学校でも感染が拡大しているのかも知れない。何かもう考えるだけで陰鬱になってしまう。


 短いが、本日はこんなところで。ネタがないなあ。悪い事ならイロイロ起きているのだが、楽しい事は見当たらない。

 昨日は2000文字ほど。まあまあ頑張ったか。今日も何とか頑張ろう。

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