第427話 2002/12/14 小ネタ集

 本日は9時起き。まあしっかり眠れた事は悪くない。体はアホほどダルいが。今日の気温は午前中に11℃まで上がったら夕方までそのまま。うう、寒い。

 それにしても何だ今日は。ネタがないにも程がある。GoTo止めるの止めないの、そんなのばかり読まされてもなと思うところ。日銀短観が2期連続で改善したとか言われても、虫けらのような社会の底辺の片隅のゴミの中に暮らしているようなヤツには何の実感もないし。

 そんな訳で本日は小ネタ集。書く事がまるでないのだ。


 アメリカでは刑務所の中に嗜好品や違法薬物、ときとして武器などを持ち込もうとするヤツがいる。もちろん、正面玄関から持ち込もうとすれば没収されるだけでは済まないし、陽気なアメリカンでもそこまで馬鹿ではない。そこで様々な「密輸」方法が考え出される。

 猫やハトなど、動物にくくりつけて塀を越えさせようとするのは、かなり昔からあるらしい。2017年ごろからはドローンで運び入れるのが流行したようである。

 そんな中、ミシシッピ州の刑務所に、20ポンド(約9キログラム)のたばこ、火が通った鶏肉7ポンド、マリフアナ4ポンド、携帯電話38台と充電器、イヤホンや風邪薬まで様々な物を密輸しようとした連中がいた。重量的に見て、ドローンの1機や2機では無理だろう。どうやって運び込もうとしたのか。

 この辺はさすがアメリカ人といったところだ。何とアメリカンフットボール用のボールの中に縫い込んで、高さ18フィート(約5.5メートル)の刑務所の外壁を超えて投げ込んだらしい。何だかんだ言って最終的に「力こそパワー」に持って行くのだな。アイデアも工夫もハイテクも筋肉には勝てないのだ。

 なお投げ込まれた物品は当局者にすぐ見つかり、受刑者には渡らなかった模様。ダメじゃん。


 アメリカと日本ではいろんな面で違いがあるが、警察が囮捜査を仕掛けられるかどうかも顕著な違いである。日本では認められていないからな。仮に囮捜査っぽい事をやっても、そこで得られた証拠は裁判で採用されない。

 そんなアメリカのカリフォルニア州で、サンタクロースと妖精――英語の記事ではSanta Claus and his elfとあるから、妖精とはトントゥの事だろう――に扮した囮捜査官が、ショッピングセンターで車両強奪犯を逮捕したらしい。逮捕された方も驚いたろうな。

 サンタクロースが「良い子には一足早いプレゼントだ」とか言いながら犯人をぶん殴ってたら面白いのだけど、さすがにないか。


 アメリカの外科医の手術の結果と誕生日の相関関係を調べてみると、医者の誕生日に手術を受けた患者は、それ以外の日に手術を受けた患者より、死亡率が1.3ポイント高かったのだそうな。まあ誕生日に限った話ではなくて、何か気になる事がある状態で手術を行えば、外科医もミスを起こしやすくなるという事なのだろう。

 でも1.3ポイントだからな、ほとんど誤差のようなものだと思うが。


 イギリスのスパイ小説の大家、ジョン・ル・カレ氏が12日に亡くなった。89歳だったという。とは言うものの、虫けらは彼の作品を1作も読んだ事がない。以前BBCの報道で、ブレグジットを巡る離脱派のやり方に苦言を呈していたのを見たくらいである。

 それでも、彼は昨年10月に新作を刊行している。作家として最後まで現役であり続けられたのだ。それは尊敬に値するし、自分もそうありたいと願うところ。


 ナゴルノカラバフ自治州を巡るアゼルバイジャンとアルメニアの紛争は、先月10日にロシアのプーチン大統領の仲介で停戦に至った。ロシアは停戦監視のために現地に兵を送っている。

 しかし先月26日と今月8日、そして11日から13日にかけて比較的小規模な戦闘が行われているようだ。死傷者も出ている模様。アゼルバイジャンはともかくとして、事実上敗北を認めさせられたアルメニア側は憤懣やるかたないところはあるだろう。国民の間に政府に対する不満が高まっていると聞く。

 時間の経過は必ずしも傷を癒やすとは限らない。暴発しなければ良いのだが。


 短いが、本日はこんなところで。本当にネタがない。

 新作は昨日500文字ほどしか書けてないのかな。なるべく丁寧な描写を心がけているので、一度書いた文章に何度も手を入れ直していると物語が前に進まない。逆を言えば、物語を前に進める事ばかり考えていては丁寧な描写などできないようだ。正直じれったい部分もあるのだがな。しかし世に出すからにはちゃんとした、現時点で可能な限りの力を込めた作品を出したいところ。何とか頑張ろう。

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