第294話 2020/8/3 機を見るに敏とか
本日は11時起き。眠い。死ぬほど眠い。何なのだろうな、この眠気の正体は。
それはともかく、昨日はまったく書けなかった。浮かばないときは何をどうしたって何ひとつ思い浮かばないのだから、どうにもこうにも仕方ないのはわかっているのだが、気持ちは焦る。別に締め切りが設定されている訳でもないのに、勝手に焦ってしまうのだ。何とも面倒臭い事よ。
商売などというものは、8割方タイミングである。八百屋や魚屋みたいにインフラに近いレベルで商売するならともかく、金を儲けようと思うのなら始めるタイミングが大事となる。「機を見るに敏」でなくてはならない。虫けらのように何事も時期を逸するような間の悪いヤツが、商売で儲けようなどと考えるのは時間の無駄だ。どんなに金の計算が得意でも、タイミングを見計らえない、いわゆる「風が読めない」者は商売には向いていない。
ちょっと前には雨後の竹の子のようにタピオカ屋がそこら中にできた。あるいはドラッグストアでもない店に中国製のマスクが山積みされていたのは、ついこの間の事である。しかしこれらの店の大半は儲かっていない。ほとんどが時機を逸している。最初に始めた一部の店だけが儲かったのだ。商売とはそういうものである。
では機を見るに敏であるためにはどうすれば良いのか。何かが流行る予兆を敏感に察知する事ができる能力があれば良いのだが、そんな都合の良いものは普通ない。ならば一番確実なのは、常に機をうかがい続ける事である。今か今かと、いつでも飛び出せる態勢で居続ける事が機を逃さないためには重要だ。もちろんそのためには体力も精神力も経済力も必要であり、誰にでもできる話ではないのだが。
なお商売というのは何も店舗経営に限った事ではない。たとえば政治家だって商売である。故に機を見るに敏でなくてはならない。
2日、管官房長官はNHKの『日曜討論』に出演した。この中で、自民党内に『ポスト安倍』の動きが見られる事について、「正直、早すぎるのではないか」(産経新聞)と述べたという。
何が早いんだ。どこがどう早いんだ。安倍政権が始まって2年や3年ではない。この間、ポスト安倍総裁の動きがろくに見えなかった事の方が異常だろう。政治家というのは国家運営のためのビジョンを持ち、自分がリーダーとなった暁にはこれを実行し実現させる、という目的意識があるものではないのか。
もちろん嫌味である。現実の政治家にそんな意識の高さを求めるのは酷というものなのかも知れない。ただ理想論として、国会で椅子に座ってヤジったり居眠りしたりしているだけで政治家としての役目を果たせていると思われては困る。政治家には国民の代表として、この国を引っ張って行ってもらわねばならない。
「安倍さんは人気があるから、ずっと安倍さんが首相でいいや」なんて事を思っているような方々に、議員先生でございという顔をされても何のメリットもない。「安倍さんはもう十分に職責を果たした、次は自分が日本を引っ張るのだ」と考える人にこそ国会議員のバッジをつけてもらいたい。
JNNの世論調査では安倍政権への支持率は35.4%、不支持率は62.2%となったという。まあ、毎日新聞系列のJNNの調査であるから、結果には多少眉に唾をつける必要があろうとは思うが、現状において政権を積極的に支持する理由はあまり見当たらない。ここ最近、国民の共感を得られるような施策を実施したという訳ではないからな。どちらかと言えば疑問を呈されるような事が多かったように思う。しかし、これは言い換えれば、他の政治家にとってはチャンスなのだ。好機が到来しているのである。
誤解のないよう一応書いておくが、虫けらは安倍首相が嫌いではあるものの、安倍政権を含む日本政府に感謝しているのは間違いない。虫けらのごときゴミクズのようなヤツがこれまで生きて来れたのは、日本人だったからだ。日本以外の国で生まれ育ったなら、悲惨な一生を送り、とっくに野垂れ死んでいただろう。いまここでこんな文句を書けているのは、安倍政権のおかげである部分は少なからずある。しかしそれでもだ。それでもなお、日本にはより良い国になってもらいたい。そのためには新陳代謝が必要だと思う。ポスト安倍首相の動きは抑え込むべきものではない。より活発化させるべきであると考えるところ。
お盆休みの帰省は「慎重に考えなければならない」が、「一律に控えて欲しいと言っている訳ではない」そうだ。「自粛しろ(自粛しろとは言ってない)」みたいな感じか。難しいな。GoToキャンペーンを始める段階でわかっていた話だと思うのだけど、何でいまになって専門家の話を聞くとか聞かないとかになるのだろう。よくわからん。
虫けらは所詮虫けらであり、他人様に向かって頭が悪いと言えるほど優秀な頭を持っていないのは重々承知しているのだが、それでもさすがに「これは頭悪いだろう」と言いたくなる事がたまにある。
昨日2日の朝、神奈川県川崎市の首都高速道路湾岸線で乗用車同士の追突事故が発生した。前方を走っていた乗用車に、後方から猛スピードで走ってきた車がぶつかり、追突された側の車に乗っていた2人が死亡したのだ。
追突したヤツの頭が悪いのは言わずもがなであるが、これを報じるメディアについても、少々首をかしげたくなるような表現が見られる。後方からぶつかった車はポルシェの、たぶん911ターボか911ターボSであろうと思われるのだが、報道各社はこう伝えている。
・首都高湾岸線でスポーツカー「ポルシェ」が乗用車に追突(朝日新聞)
・高級車ポルシェが前方を走っていた乗用車に追突し(共同通信)
・追突したポルシェを運転していた(読売新聞)
などなど。別に間違っていると言いたい訳ではない。ぶつかった車のメーカーがポルシェである事は正しいのだろう。ただ、一般的な交通事故で「トヨタの乗用車」とか「スズキの軽自動車」などと報じられたのを見た事がない。何故ポルシェやフェラーリはメーカー名が出てくるのだ。
そもそもポルシェは911シリーズだけを製造している訳ではない。ケイマンもマカンもパナメーラもある。メーカー名にこだわるのなら、どの車であるかを説明しても良いのではないか。フィットとNSXを「ホンダの車」というカテゴライズで同列に語るのが間抜けであるのはわかると思うのだが。
ポルシェは高級車メーカーではあるが、特殊な車を売っている訳ではない。金さえあれば虫けらにだって買える物しか売っていないのだ。何故そこまで目の敵にするのか理解に苦しむところ。
本日はこんなところで。ああ調子が悪い調子が悪い。どうにかならんものかなあ。こういうのは複合的な要因だから、簡単にこうしたら改善するというものでもないのだろうけれど。とにかく、今日は何とか少しでも書けるといいのだが。
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