第189話 2020/4/20 小ネタ集

 本日は10時半起き。よし、30分早起きできたな。このように良かった探しを始めると、かなり追い詰められた感が増してくる。あまりよろしくない状態と言える。世間にはびこる閉塞感や圧迫感が、心理的に影響を及ぼしているのだ。

 普段から閉じこもり慣れている虫けらですらこうなのだから、家から出歩くのが当たり前の生活をしていた人々にとって、この自粛生活が苦痛なのは想像に難くない。緊急事態宣言下で繁華街や観光地に人混みができている事を非難する向きも多いが、おそらく完璧な自粛などというものは、人間という生き物には無理なのではないか。

 無論、強権的に「外に出た者は全員逮捕する」みたいな方向に行けば、しばらくは可能かも知れない。しかしアメリカの様子など見ている限り長くは続かないだろう。下手をすれば政権打倒を叫ぶ民衆が暴動を起こすかも知れない。それくらいの苦痛なのだと考えておいた方が良い。

 まあいまの政権が打倒されても虫けらはたいして困らないものの、やはり混乱は避けてもらった方が有り難い。平穏無事が一番である。権力者の皆様方には何とか国民をなだめておだててその気にさせて、外に出歩かないように誘導してもらいたいところ。

 さて本日は小ネタ集。始まり始まり。


 日本時間の20日、新型コロナウイルスの感染によるアメリカの死者数は4万人を超えた。全世界の死者数が16万5000人程度だというから、4~5人に1人がアメリカ人という事になる。そのうち1万4000人はニューヨーク州民だ。

 それでも19日に発表されたデータによれば、イタリア、スペイン、イギリス、フランス、そしてニューヨーク州でも死者数が前日を下回り、感染者数の増加も鈍化したらしい。まだ先のことはわからないが、希望は見えているのかも知れない。

 まあ日本も外国の心配をしている場合ではないのだけれどな。果たしてこの騒動がいつまで続くのやら。


 ニューヨーク州ニューヨーク市のデブラシオ市長は、Twitterに以下のようなコメントを投稿した。

「密集回避などの重要性を認識してもらいたい市民が今なお一部にいることは承知している」

「多数の人間が集まっていたり非常に混み合っているスーパーマーケットなどを見つけたりした場合、直ちに報告してもらいたい」

「事態の解決に役立つ」

「写真を送ってもらえれば、権限の執行を即座に行う」

「新たな制度は命を救うためのもので、対人距離を取ることが市内で続いていることを確認出来る方途」(以上CNN)

 いわゆる3密の状態を通報してくれれば当局が動く、という事なのだろう。現状を考えれば当然の措置かも知れないが、これって密告制度と本質的に何が違うのだろうな。まあ背に腹はかえられないのだとは思うものの、これが許容されるところがアメリカ的なのだろうか。


 アメリカでは新型コロナウイルスの感染対策で外出制限を行った結果、道路を走る車は減ったものの、速度制限を超えて猛スピードで走る車が増加したらしい。感染被害の甚大なニューヨーク州では、速度監視カメラの交付した速度違反切符が先月の倍の枚数だったという。

 とは言え、これはアメリカだけの話ではなく、日本の高速道路で暴走する車が増えているという話も漏れ伝わって来ている。国や文化や宗教が違っても、人間のやる事に大差はないのだ。


 車と言えば、カナダで18日夜から19日にかけて銃撃事件が発生、容疑者と警官1人を含む17人が死亡したのだが、このとき12時間に渡ってカーチェイスが繰り広げられたという。

 容疑者の歯科技工士の男は警察のパトカーに似せた車に乗り、警察官に見える服装をしていたらしいから、かなり計画的な犯罪であった可能性があるが、当局はテロではないと発表している。精神的にアレだったのか、新型コロナが関係しているのか、現段階では不明であるが、何とも怖い話。

 なお日本は銃社会ではないので、こういう話とは無縁と思う人も居るかも知れないが、それは大きな勘違いである。日本でも猟銃を所持している人はたくさん居る。その中には頭のイカレた者も居るかも知れない。こういう事件を故意に起こそうと画策すれば、それは可能なのだと理解しておかねばなるまい。


 車絡みでもう一つ。19日の午前4時頃に、愛知県宇都宮市の集合住宅の敷地内で24歳の女が車のクラクションを鳴らした。それを54歳の男性が「うるさい」と咎めたところ、女は車を発進させ男性を複数回撥ねて逃走、しかし緊急配備していた警察に信号無視の現行犯で逮捕された。調べに対し「わからない」と容疑を否認しているとの事だが、もしかしたらこちらも精神的にアレな人だったのかも知れない。

 なお、複数回撥ねられた男性は軽傷だという。えらい頑丈な人だったのだな。


 現在イギリスの医療現場でも、例に漏れずマスクやガウンなどの個人防護具が不足している。トルコに注文した40万着の医療用ガウンが期日までに到着しなかったらしい。言っちゃ悪いがトルコだからな。裏で政治的な力が働いているのだろうか。

 またイギリス国内の複数の企業が防護具の臨時製造を申し出ているのに、政府の対応が遅れている模様。この点に関して言えば、日本の政府はまだよくやっている方なのかも知れない。まあイギリスの場合は首相が新型コロナに感染して療養中という事が影響している可能性もあるが。

 国の指揮命令系統が混乱すると、非常時には国民の命に直結する。その辺は与野党ともに考えていただきたいところ。


 野党と言えば、昨日は11時起きだったので、NHKの『日曜討論』が見られなかったのだが、どうやらその中で立憲民主党の福山幹事長が、国民一人当たり10万円の一律給付を評価した上で「30万円は収入激減への給付であり、役割が異なる。維持すべきだ」(時事通信)と指摘したのだそうな。

 言いたい事は理解できるし、その通りだとも思うが、ただ現実問題として、それを可能にするだけの人的リソースが関係省庁に存在するのか。できるのならやった方がいい。しかしできない場合はどうしたら良いのだろう。そこまで確認した上での発言なのだろうか。

 別に野党が政府に気を遣えと言っている訳ではない。ただ野党と言えど国会議員は責任のある立場である。発言にも責任が求められる。「最低でも県外」みたいなレベルの事は、安易に口にすべきではないと考える次第。


 収入減と言えば18日、ネットサイト上に「コロナのせいで、祭りがなくなって収入が減った」「24日正午に秋田県庁を爆破する」などと書き込んだ馬鹿が居るらしい。秋田県庁の庁舎内からは不審物は発見されていないそうだ。

 まあ早晩捕まるだろう。こんな事で人生を棒に振らなくても良いように思うのだがな。


 本日はこんなところで。さて、これから犬を病院に連れて行って狂犬病の注射を打ってもらわねばならない。はあ、また金が出て行く。まあ仕方ないのだが。

 昨日は1000文字ほど書けた。まだ不満は大きいが、とりあえず良しとする。今日も同じくらい書けるだろうか。何とか頑張らねば。

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