第73話 2019/12/26 収賄とか

 本日は8時半起き。雨だ。ダルい。しかしノンビリしていられるのも今日まで。明日からは年末が始まる。とりあえず明日は5時起きを目指そう。果たして起きられるのかな。


 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)、って書き方をマスコミはいつまで続けるのだろう。いい加減、面倒臭くないのかね。シネコンを含む統合型リゾート施設、とかあまり言わんだろう。ショッピングモールでいいし、場合によってはイオンで通じる。カジノがメインならカジノでいいじゃないかと思うのだが。IRなんて言葉は日本に定着しないと思うぞ。

 ともかくそのカジノに参入しようとしていた中国企業から300万円と家族旅行費70万円相当の贈賄を受けた容疑で、自民党の秋元司衆議院議員が25日、東京地検特捜部に逮捕された。本人は容疑を否認しているそうだ。

 賄賂を贈ったのは、深圳に本社を置く『500ドットコム』で、関係者3人が逮捕されている。

 産経新聞によれば「現職国会議員の逮捕は、平成22年1月に小沢一郎衆院議員の資金管理団体『陸山会』をめぐり政治資金規正法違反容疑で逮捕された石川知裕衆院議員(当時)以来、約10年ぶり」だそうだ。

 言うまでもなく、虫けらの金銭感覚で言えば300万円は大金だ。そんな金があったら5、6万円出して、ちょっと大きめの冷凍庫を買うのは間違いない。そのくらいの大金なのだが、政治家への賄賂としては、いささか控えめではないかと感じる。これが当面判明している分だけで300万円であり、本当はもっと高額の金が動いていた事に見当がついているというのであれば、期待したいところである。

 と言うか正直、虫けらの下衆な庶民感覚から言えば、もっともらっているだろうと思いたい。500ドットコム以外にも賄賂を贈っていた企業はあるのではないか。そういうのを全部つまびらかにして欲しい。きっと盛り上がるだろう。

 昨日はさらに、自民党の白須賀貴樹衆議院議員と勝沼栄明前衆議院議員の地元事務所なども家宅捜索されている。事件はまだまだ広がりを見せるのかも知れない。

 ただ気になるのが野党の動きである。国民民主党が反応した記事は見かけたが、他は何をしているのか。反応しているのにメディアが拾い切れていないのなら、まあ仕方ない。だがこれほどの大チャンスをみすみすスルーしているのだとすれば、それは野党の存在意義を問われる、国民に対する背信行為と言っても良い。

 別に首相の花見を追求するなと言う訳ではない。したいならすれば良い。しかしこちらの問題にも力を割くべきである。「花見が忙しいからこっちは後回し」などという姿勢を見せようものなら、無能の誹りは避けられない。政権を倒すつもりなど毛頭ないと明言するのと同じ事であろう。

 野党は与党より人数が少ないとは言え、全部合計すれば120人くらいの国会議員がいる。全員で花見の事を調べている訳でもあるまい。手分けをすれば良いだけだ。全力を挙げて調査し、バンバン情報発信していただきたい。

「機を見るに敏」は野党にこそ必要だ。政党支持率を上げたいのなら、こういうときに働くしかない。「自民党議員が捕まったのだから、自動的に自分たちの支持率は上がるはずだ」などとゆめゆめ考えてはならない。ここでしくじれば、もうこの先10年はチャンスがないだろう。背水の陣で臨むべきである。……まあ、ここでしくじるからこその野党なのかも知れないのだけれど。


 目薬で人を殺したというから目薬の中に猛毒でも入れたのかと思ったら、目薬自体が結構な毒なのだな。昔から、酒に目薬を混ぜて悪酔いさせる手口は有名だが、死ぬほどだとは思わなかった。

 昨年2018年の9月、アメリカのノースカロライナ州に暮らす女性が自宅で体調を崩し、その後死亡した。女性の血液を調べたところ、目薬の成分として一般的なテトラヒドロゾリンが大量に検出された。この件で妻を殺害したとして、救急隊員だった夫が起訴された。夫は妻の死後、保険金25万ドル(約2700万円)を受け取っていたらしい。

 テトラヒドロゾリンには血管収縮作用があり、大量に摂取すると死ぬ恐れがあるそうだ。2018年8月にはアメリカのサウスカロライナ州で妻が夫に目薬入りの水を飲ませて殺害した事件があった。今回の事件の容疑者が、これを知っていた可能性はあるだろう。しかしサウスカロライナの事件では容疑者は捕まっている。自分も捕まるのではないかと思わなかったのだろうか。こういう無駄に自信家なヤツが犯罪に手を染めてしまうのかも知れないな、と思うところ。


 さて、昨日一昨日と世間様はクリスマスだったらしいが、当然の如く虫けらには関係なかった。と言うか、別に関係なくても構わないではないか。無理をして関わりを持つ必要があるとは思えない。イエス・キリストだってそんな事を望んではいないだろうに。

 だが世の中にはどうしてもクリスマスに関わりたい者も居るようである。23日、アメリカのコロラド州の銀行に男が入って来た。この男は窓口係に対して武器を持っていると主張し、現金を奪った。つまり強盗だ。そして強盗は銀行の外に出ると、突然奪った現金をばらまいた。「メリークリスマス!」と叫びながら。

 そこまでして参加したいものかね、と思わざるを得ない。まあイロイロあるのだろう。男は現金をばらまいた後、警察が来るまで近くのスターバックスでじっとしていたらしい。何だか悲しい物語を感じるが、バラ撒かれた現金は全額銀行に戻ったそうだ。そこがクリスマスらしい話なのかも知れない。

 なおこの男、外見は小太りで、白く長いヒゲをたくわえていた。ただし小さな助手たちは居なかったとBBCが伝えている。


 大阪府堺市の高校の先生が減給処分を受け、依願退職をした。また不祥事か。そう、不祥事と言えば不祥事である。ただし生徒を盗撮したとか暴力を振るったとか、その手の話ではない。

 この教諭、給食でパンや牛乳が残ると、それを持ち帰っていたそうなのだ。過去4年間で合計31万円相当になるらしい。市の教育委員会の調査に対し、「廃棄するのがもったいないと思った」「用務員が廃棄する手間を少なくしようと思った」(産経新聞)と述べたといい、全額を返還したそうだ。

 教諭の言う事がすべてその通りの事実なのかはわからない。わからないが、じゃあ余った給食は捨てるのが正しかったのかと言えば、そこには疑問がある。厳密に言えばこれは横領に当たるそうだし、口頭注意くらいはあっても仕方ないのかも知れないが、ちょっと処分が杓子定規に過ぎはしないか。

 もちろん教育委員会にも言い分はあるのだろう。しかし、フードロスは現代の社会問題である。おそらく今回のクリスマスでも、そして年末年始でも、あちこちで食品の大量廃棄は行われるはずだ。それを思えば、この先生を褒めろとまでは言わないものの、辞職に追い込む必要はなかったのではあるまいか。何とも無情な感じを受ける次第。


 今日はこんなところで。ああ、寒くて憂鬱だ。明日からちゃんと働けるだろうか。丸1週間とちょっと。何とか乗り越えないとな。

 昨日は3500文字ほど書けた。でも今日からペースは落ちるはず。まあ仕方ない。来年は車検もあるし、また金がドンドン出て行く。頑張らねば。

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