第7話 2019/10/21 覚悟とか

 本日は9時半起き。昨夜は寝付きが悪かったからな。まあ仕方ない。

 ところでNURO光というインターネット回線業者がある。いま契約すると初年度月額980円だとキャンペーンを打っている。だがこの業者、この9月末までずっと初年度月額980円だった。当時「このキャンペーンもさすがに9月いっぱいで終了!」と大々的に宣伝しており、その後10月になると、確かに初年度月額1980円に値上げしたのだが、1ヶ月と経たないうちにまた980円に値下げである。

 これ、いわゆる期間限定詐欺ではないのか。また消費者庁当たりから指導が入るのではあるまいか。安いのは有り難いし、いまの業者は3年縛りなので、あと2年ほどしてまだ安ければ、乗り換える事も考えるところなのだが、果たしてそれまで会社が持つだろうか。はてさて。


 相撲の行司は帯に小刀を差している。これは差し違えたら、つまり勝負判定を誤ったら切腹するという覚悟を表すものであるという。無論、いまの大相撲で行司差し違えは少なくない。そのたびにいちいち腹を切っていたのでは、行司になれる人間が居なくなってしまう。だからあくまでも覚悟を表すだけにとどまっている。文明国ならば当たり前であると言えよう。

 ただ、覚悟の表明が単なるポーズになってしまうと意味がない。曲がりなりにも覚悟をしたのだから、己の仕事にプライドを持ってもらいたい。たまに行司のくだらないトラブルが話題になる事があるが、ああいうのは見ていて情けない。一人の社会人として恥ずかしくない行動を取って頂きたい、と、生きてるだけで恥ずかしい虫けらは思う次第。

 さて今月4日の事。タイの南部ヤラー県にある裁判所において、ある裁判の判決が出た。これは昨年6月にヤラー県で5人が撃ち殺された事件で、5人のイスラム教徒が逮捕されていた。国民の9割以上が仏教徒である仏教国タイでは、当然イスラム教徒は少数派。また、イスラム武装組織によるテロも起きており、仏教徒のイスラム教徒に対する風当たりは非常に強い。

 それを反映してか、警察がイスラム教徒の容疑者に自白を強要したり、ろくな証拠がないにもかかわらず裁判所が有罪判決を下しているという批判もあるようだ。

 そんな中、この事件の判決が出た。裁判官は述べた。証拠不十分につき無罪、と。そしてその直後、持っていた拳銃で自分の胸を撃ったという。裁判官はすぐさま病院に運ばれ一命を取り留めたそうだが、いかに軍事政権下のタイでも裁判官が法廷に拳銃を持ち込むのは普通ではあるまい。最初から死ぬつもりで法廷に立ったのだろう。

 法の正義と国民感情とに板挟みになって、どれほどのプレッシャーを感じていたのかがうかがい知れる。真面目で正義感の強い人物だったに違いない。法律と証拠に基づけば無罪とするしかないが、それでは大多数の国民が納得しない。社会に混乱が起こる可能性もある。それを未然に防ぐには、自分の命をかけるしかなかろう、と考えたのかも知れない。

 正直なところ、何も死ぬ事はないと思うのだが、それは平和な国にのんびり暮らす者の感想なのだろうか。タイの現状はそこまで息苦しく追い詰められているという事か。こればかりは外から眺めているだけではわからない。しかしこの裁判官が死ななかった事は不幸中の幸いだろう。タイは優秀な人材を1人失わずに済んだのだから。


 昨日少し書いたチリの暴動は、非常事態宣言と夜間外出禁止令が出され、地下鉄運賃の値上げを見合わせると発表されたにも関わらず昨日も続き、首都サンチアゴでは2人が死亡した。今回の暴動が始まって以来7日間の死者の合計は7人である。

 また、サンチアゴ以外でも世界遺産都市のバルパライソ、北部のアントファガスタ、南部のバルディビアなどにも非常事態宣言が出され、暴動は拡大する兆しを見せている。果たしていまの政権にこれを押さえ込む事ができるかどうか。悲惨な事態にならなければ良いのだが。


 オーストラリアのカンタス航空が、シドニーとアメリカのニューヨークをノンストップで結ぶ直行便を就航させる模様。そのニューヨーク発の試験便が、昨日20日にシドニーに到着したのだが、所要時間は19時間16分だったそうだ。

 AFPの報道によれば燃料を節約するために乗客は49人に制限され、その乗客には「時差ぼけ対策」が求められたという。すなわち、シドニー時間で夜になるまで乗客を寝かせないために、

・オーストラリア東部時間に時計をあわせる

・機内の照明は明るいまま、乗客たちは軽い運動をさせられる

・カフェインや香辛料入りの機内食が提供される

 そして「離陸から6時間後、乗客たちに高炭水化物の機内食が提供され、ようやく照明が落とされて乗客は眠りにつくことができた」のだそうだ。

 乗客も大変だが、パイロットや客室乗務員もメチャクチャ大変だろ、これ。そこまでして直行便にこだわらねばならんものかとも思うが、それでも需要があると見込んでいるのだろうし、利益も出るのだろう。虫けらには死ぬまで縁のない事ではあるが、頑張っていただきたい。


 今日はこんなところで。ああ、次に何を書こう。何を書くかだけでも決めたいのだけれど、これが決まらない。頭の中にいろんな事が浮かぶので、いろんな事を書き留めているのだが、断片的なイメージが増えて行くばかりでまとまらない。まだ無理なのかなあ。焦っても仕方ないのだが、どうにもこうにも。

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