デッドライン
【デッドライン/千葉 雅也】
自己同一性、の話だったのかな?
他者の(俯瞰的)思想思考にぴったりと寄り添い、
主人公は自分の(主観的)思想思考に気が付かない、
またはそんなものがそもそもない。
主人公は哲学的にその瞬間魚かもしれない、
蝶かもしれない、
猫かもしれない、
動物かもしれない、
少女かもしれない、
ゲイかもしれない、
……でも、男でも本物の自分でもない。
少女のしっぽという幻想を追いかけ続ける自己を現実的に認知して、初めて、自分の思想思考、自分の回遊する道がレールのように目の前に敷かれてなどいないことに気が付き、
デッドライン(締め切り・モラトリアム・自分自身)を越えようとしている、のかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます