異世界転移先でお面職人という職業を選んでしまった件。有り得ないチート能力で神々を従え戦う最強のお面職人パーティの日常

あめのかっぱ

第1話先行公開! 突然の異世界転移


「友達ってどっからが友達なんだろ…まぁどの道俺には友達なんてもんいねぇけどな」


寺井翔は大学入学後即ぼっちだった


「アニメ見ながら食べるコンビニのおでんは最高だよなぁ…おでん買ってくるか」


「コンビニまで5分って近いのか?ちょっと遠い気もするけどまぁ行くか」


ありがとうございましたー


「コンビニってバイトしてたけどおでん頼まれると超だりぃんだよな」


「さぁて帰ろっと」


翔が帰ろうとしたその瞬間

魔法陣のようなものが現れた


「俺友達いないどころか幻覚まで見えるのか??」


「やべぇ。この魔法陣なんだよ!吸い込まれる!」


時同じく場所は違えど生駒奏は

学校からの帰宅途中であった

「はぁ…今日も疲れた…」


「ってあれ!?なんか魔法陣的なのに囲まれてる!私吸い込まれる!!」


2人は異世界転生されたのであった

もちろん現世からは存在が消えており

その2人に関する記憶も消去された


「なんか変な魔法陣に吸い込まれてきたけどここどこだ?」


転生した翔の前には美女が居た


「頭痛い…ここどこかしら…」


「え!?まずここ分からないし君誰!?」


「私も同じ思いだわ…君誰!?」


「よし!整理しよう。まず魔法陣から吸い込まれたのはお互い様か?」


「えぇ…そうよ」


「俺は寺井翔!君は?」


「生駒奏よ。これが良くアニメである異世界転生なの?」


「どうやらそうみたいだな…って生駒さん?だっけ。俺その女子への耐性ないからあんまりこっち見ないでくれ」


「奏でいいわよ。私も女子大行ってたから男子と話すの得意じゃないのよね」


「でも俺ら2人ってことはこれから2人でこの世界で生きていかなきゃならねぇってことか?」


「ま。そう考えるのが妥当ね。」


「ってもここ野原だしな…街でも探すか」


「アニメでは街探しから始まるからな!」


「やけに詳しいのね。とりあえず歩きましょ」


道中にて…


「ってか奏って可愛いよな。モテるだろ?」


「な、なによいきなり…女子大って言ったじゃない。モテるもなにも男子がいないわよ」


「ふーんそっか。俺もぼっちだったしな」


「ぼっちっていつからぼっちな訳?」


「んーと中学の時からだな。ずっとウサギ小屋の前で飯食ってた」


「ウサギ小屋って…筋金入りのぼっちね」


「そんでまぁ大学ではお面作るサークルに入ってたんだけど友達は出来なかったんだ」


「なにそのサークル…楽しくなさそう…」


「いいだろ。お面作るの好きなんだから」


「それこの世界で役に立つと思う訳?」


「役に立つかどうかは知らねぇけどこの世界に来たってことは俺らはなにか特別な力があるのかもしれない」


「って話してるうちに街が見えてきたわよ」


「リリーラタウンって読むのか?不思議と文字は読めるもんだな」


「私も疲れたしとりあえずここを拠点にしましょ」


「宿でも探すかって言いたいけど金銭的なものは転生特典でも貰ってないな 」


「仕方ないわね。こーゆー所に来たってことは冒険者になってモンスターを倒してお金を貰うことになるんでしょ?」


「そうだな。ギルドを探そう!」


「リリーラタウンも広いなぁ。よく分からない果物的なの売ってるし」


「そうね。異世界だもの。仕方ないわ」


「ギルドっと。ここかな。勝手に入っていいのか?」


「なんかそこから始まるのが異世界転生でしょ。さっさと入りましょうよ」


「だな。すんませーん。冒険者になりたいんですけどー」


「変わった服を着たお2人ですね…ここでは自由に職業が選べます。自分で作るのもありなんですよ?」


「よし!決めた!俺はお面職人だ!」


「翔くん!ここでお面は使えないと思うしなんの役に立つのよ… 」


「私は…普通の冒険者でいいや」


「冒険者とお面職人?で登録しておきますね。クエストはあちらの張り紙に貼ってあるのでお好きなのを選んで持ってきてください」


「とりあえずお面職人って言っちまったけどこれって役に立つのか?」


「知らないわよそんなの。冒険者のほうがマシよ」



お面職人という職業を選んだ翔

一方でスタンダードな冒険者を選んだ奏

お面職人は

果たしてこれから役に立つのか!?

まだ2人の冒険は始まったばかりである…

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