こどものきょん
みなはら
第1話 1わ
わたくしはきょん。
先ごろ生まれた、あやかしにございまする。
育ての母はあやはさま。
わが相方になるはずの神使にてございまする。
わたくしめはきつね、
この稲荷の社より生まれ出でたあやかし、生まれながらの神使にてありまする。
相方のねえさまは、もとは獣の
金茶のきれいなお姿をしておられまする。
相方の友たる猫又、たまさま。
あの方も、けものの生まれと語っておられたのでございまするが、
あやかしとはなんともはや、いろいろな
わが友、
父母のいるあやかし、いないあやかし。
あやかしとは、ほんにふしぎなものにございまする。
さしずめわたくしめは、この稲荷の社の子ということになりましょう。
稲荷の神のおちからを受け、社とともに歩む。
まずはそのような
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます