　「ねえチェシャー猫、この挿絵（さしえ）なんだけど…」

アリスは［ふしぎの国のアリス］の本をパラパラとめくり、挿絵を目で追う。

「小生（しょうせい）思うに、アリスの目付きがすごく悪いよね」

チェシャー猫はこっちのアリスの方を見て言った。

「私の目付きはこんなじゃないよ❤️」

アリスはニコリと笑い、ふんずけてあげようかしらと言う目でチェシャー猫を見る。

「挿絵のアリスもそんな目をしてる、そっくりだよアリス」

チェシャー猫はひにくで返すがふたりとも楽しそうだ。

この物語はフィクションです。がアリスが持ってる本の挿絵、リアルでデフォルメしてるからそう見えるのかも知れません。

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