凝視
老眼ではない。
一点を見つめてもいない。
見えない先を見ている。見えない先を。
おもしろいとかのレベルではない。
無駄に極めたい気持ちが湧いてくる。
ひとりは極めたい種類。
どうなりたいか、を考えていない。
1人の人間が、秒数不明の時限爆弾を抱えて、焦りながら先を読んでいる。
損得よりも感情。人間がなしえる思考。
あらゆる源を凝視する、これが孤高。
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