第30話 サマエル学院への入学
王都で店を買い上げたリーフィアは夜のうちに元あった店舗の解体作業と建築作業を行っていた。
解体はすぐに終わったのだが、店をどのようにしようかと考えながら作っていく。
やはり魔法で作るので一瞬で作れるのはありがたいのだが、王都の雰囲気を壊さないようにしなければならない。
これは以前のスラムで温泉施設を作った時の教訓でもある。
おしゃれなお店にしようと考えているだけではなく、その店を任せることになる従業員達の住む場所も考えている辺りは相変わらずだ。
地下に倉庫と風呂を作って従業員の部屋も作っていく。
1階はお店と食べるスペースを置く。2階には個室とテラスを作るというオーソドックスな店舗になった。
1階と2階の中央は従業員が行き来できる階段付きにしてあり、どちらでも販売は可能な状態にしておく。
売りに出すのは冷やしたジュースやアイス、生クリームを使ったパフェなどだ。
他にもパンケーキやサンドイッチなども食べられるようにする予定だ。
「それで、これは何だ?」
スレイさんが私の設置した魔道具を見て疑問を口にする。
「これは、炭酸水を造る魔道具ですよ。」
「なんだ?炭酸水って。」
「えっと、飲むとシュワッとするやつです。このジュースのシロップと混ぜて使うと味も楽しめますよ。」
「さっぱり分からん。」
「飲んでみたらどうです?」
「お、おう。」
未知の飲み物を渡され、ごくりとつばを呑み込んだスレイさん。
目の前のぷくぷくと泡が登ってくる不思議な物体に若干黄色の瞳が泳いでいる。
「ぐっ。これは、本当に飲み物か?大丈夫なんだな?」
こくりと頷いた私を見たスレイさんは思い切ってそれを口にする。
「あっ、一気に飲んだら…。」
「げほっ、が、の…のどが。」
「駄目だって言おうと思ったのに。」
「さ、先に言え。」
「でも美味しいでしょ?」
ごほんと大きく咳き込んで、同意するスレイさん。
「だがこれは初めて飲むときには注意が必要だな。」
「そうみたいですね。」
注意書きの看板を設置したりして、内装を完成させていく。
おしゃれなイスとテーブルを置いていくとお店らしくなってきた。
ミルクから生クリームを分離する魔道具を設置してせっせとクリームを作りつつ、アイスクリームなどの準備も進める。
作り方を従業員たちにレクチャーしながら実際に食べて貰ったりして調整していく。
王都では卵はまだ高価なので、ブレインフォード商会のあるリーベルの町と王都の店に転送用の魔道具を設置する。
箱型で魔力を通すと中に入っているものが反対側に転送される魔道具だ。
これを見たスレイさんが思わず私に拳骨を落としていたが、町の人にできるだけ安価で提供する為なので使用を許してもらった。
店舗には果物や飲み物と分かりやすい絵を載せた看板をつけてオープンの日を迎える事になった。
新しいお店に町の人々は興味を引かれているようだった。
そして、オープン初日は店の前で試飲や試食ができるように手配しておいたので、その日のお昼には店の前に長い行列が出来ていた。
この世界に甘味はまだあまり普及していない。そして食べた客が商品の値段を見て更に驚く。
銅貨3枚から5枚前後の物が多く、砂糖の高いこの世界においてはかなりの安さだ。
甘いお菓子が300円から500円前後で食べられるとあってリピーターが増えていく。
口コミが広がり瞬く間にブレインフォード2号店は王都に受け入れられていくことになった。
「なぁ、人を増やさないか?」
ぐったりとしたスレイさんが私に提案する。
オープンしたばかりとあって私もお手伝いをしていたのだが、目の回るような忙しさで従業員達も全員がテーブルに突っ伏している。
「賛成。レオナードに言っておきます。」
「まさか、ここまで繁盛するとは思わなかったな。」
「みんな甘味に飢えていたんですよ。きっと。」
「毎日来ている奴もいたぞ。あれ、大丈夫なのか?」
「冷えたものばかり取るのもよくないですけど、食べ過ぎてお腹を下さないように注意書きを増やしましょうか。問題が起きては不味いですし。」
「そうだな。」
「てか、毎日来ている人の中にガードナー騎士団長が居たな。今度会ったら食べ過ぎると太りますよと注意しておかないと。」
こうして、従業員を増やして何とか店が軌道に乗るようになる頃には平民だけではなく貴族も来るようになっており、ガードナー騎士団長に相談して騎士団が偶に見回りに来るくらいの店に成長していた。
甘味パワーで王都では知らない者は居ないという位の知名度が上がったブレインフォード商会2号店。
拠点を作るだけの目的に作った店なのだが思わぬ成長ぶりにレオナードがそうなると思っていたと言わんばかりの表情でスレイさんにエールを送っていた。
王都のスラム町の人間もブレインフォード商会の教育を経て2号店の支援に充てていく。
知らないうちに王都のスラム町と呼ばれる場所の治安が劇的に良くなっていったのは思わぬ副産物だったが、私はこうして無事に拠点を得る事に成功したのだった。
――――…
サマエル学院への入学を迎えるまでにあと1週間と迫った頃、クラウス様に呼ばれて私はアシュレイの姿で執務室を訪れていた。
出向いた先で出会った人物を見てそういえば彼も同時入学だった事を思い出す。
「良く来たなアシュレイ。シリウス王子殿下がブレインフォードの名を借りたいと仰っているのだ。」
「えっと、クラウス様。あの、行き成り過ぎてさっぱり訳が分かりません。」
「いや、お前なら理解できるかと思ってついな。」
「いくらなんでも、それは無理です。説明してください。」
「それについては、私から直接お願いしても構いませんか?」
「えぇ、もちろんですシリウス王子殿下。」
一応帝国の王子らしく振舞うシリウスを見てなんとなく目的を悟る。
「私も学院に留学するに当たって学生達と同じ目線で生活をしてみたいと思ったのだ。身分に関わりなく世間を学びたい。それの為にも貴殿の名を学院でお借りしたいのだ。」
「つまり、ご自身を偽って入学されるのですか?帝国の許可は得ていると考えてよろしいですね。」
「もちろん父上の許可も得ている。貴殿に迷惑もかけないよう努めるので、お願いできないだろうか。」
ちらりとクラウス様を伺う。同意しろと念話が届いたので家名の件は承諾した。
「ところで、ブレインフォードの家名の件は良いのですが、私との関係はどのように扱われるのでしょうか?」
「私と貴殿は兄弟という設定になる。双子の兄弟だ。」
「えっと、どちらが兄です?」
「それは私に決まっているだろう!アシュレイはなんていうか、弟って感じだからな。」
「…まぁ、それでいいですけど。兄弟設定に兄も追加しておいてください。」
「兄?それって学院卒業後に爵位を譲る予定の者か?」
「えぇ。レオナード・ブレインフォードと言います。」
「分かった。」
「ですが、本当に私で宜しかったのですか?私の側に居ると恐らく平穏とは程遠い気がするのですが。」
「どういうことだ?」
「ブレインフォード商会を背負う事にもなりますのでその辺の知識も必要になりますし、王都で2号店を出しているのですがこれが貴族にも好評で。」
「…何やっているんだよ。」
「えっと、正確にはレオナード兄上の商売という事になるのですが、提案者は私ですね。まぁ、シリウス殿下であれば馴染み深いものなのですぐに覚えて頂けると思うのですが。」
私の言葉にシリウス殿下の眉がぴくりと反応を示す。
「私に馴染み深いか。興味深いな、この後案内してくれるか?」
「喜んで。」
話が一段楽したと言うところでクラウス様が私を手招きする。こそりと耳打ちするクラウス様の言葉に耳を傾ける。
「そうだ、アシュレイ。リックを護衛から外しただろう?レオンハルト殿を連れて行っていいぞ。」
「もう宜しいのですかクラウス様。」
「必要な事は全て揃っている。後は時期だな。」
「では、レオンハルトを引き取っていきますね。」
その名を聞いてシリウス殿下がアッと声を上げた。
「どうされました?」
「あ、いや。身分を偽って入学するので私の護衛や侍従を連れていけないのだ。アシュレイ、共同でいいから貸してくれ。」
「えっと、護衛はレオンハルトでいいですよね。侍従は居ないので侍女でも大丈夫ですか?」
「侍女?構わないが。」
「あ、ただ獣人族なのですが大丈夫でしょうか?」
「獣人族だと?」
心なしかシリウスの目が怪しげに光ったような気がする。気のせいだろうか。
「えぇ。黒豹族なのですが。」
「ま…」
「ま?」
「まじか!アッシュ。早く紹介しろ!今すぐ。な?頼むよ。」
がしりと肩を掴んで私を揺さ振るシリウスを見たクラウス様が唖然として固まっている。
「ぶっ、わ、分かったから。お前、ここがどこか忘れてないか?」
「はっ!しまった。」
ぎちぎちと音を立てて振り向いたシリウス。肩を震わせて笑いを堪えるクラウス様が目に入る。
「ごほん。失礼。」
あからさまな咳をしてごまかすクラウス様を見てシリウスは顔を赤らめた。
クラウス様の執務室から出てレオンハルトを回収し、ブレインフォード商会を案内して回った私達。
見るもの全てに懐かしそうに反応するシリウスと見るもの全てに驚きを隠せないレオンハルト。二人に必要情報を叩き込んでいく。
シリウスには変装用のカフスの魔道具を渡しておいた。
シリウスの要望で銀髪赤目の青年風になった彼は鏡で自分の姿を見て大喜びしている。
「あ、そうだ。シリウスの偽名どうするの?」
「シオン・ブレインフォードでどうだ?」
「紫苑ね。紫の目じゃないけど元が紫だし良いか。」
「いいだろ?シオンってなんかカッコイイし。」
「はぁ。じゃ、シオンで決まり。ちゃんと呼ばれ慣れしておかないとだよ。」
「おうよ。」
にんまりと笑うシリウスにやれやれと頭を振りつつ入学式の段取りを考える。
陛下の配慮でアシュレイ・ブレインフォードは入学式に間に合わない事を学院側に伝えてある。同時入学で二役など出来ないからだ。
リーフィアとして入学してそのまま卒業試験を受けるつもりで居る私だ。
ほとんどをアシュレイとして過ごす事になるだろう。
それにリーフィアはほとんどの貴族からよい感情を受ける事がないのである意味これで正解かもしれない。
貴族子女が誘拐されて帝国に連れて行かれた事件でもリーフィアはクラウス様の協力者ではあったが、自分だけ安全な場所に居て公爵家の令嬢を知っていながら危険に晒したなどと言われているのだ。
たとえアーデル様が参加したのも突然の事でリーフィアが知りえない事であったとしてもそういった噂は絶えない。
最近ではエドワード殿下の風評被害も大分薄れており、そんな殿下に付け入る悪女として見られているのだ。
だが、そういった噂を聞くたびにリーフィアがエドワード殿下の評価が上がっていくと感じて喜んでいるなど知る者は居ない。
――――…
サマエル学院の学院長が妖精族であるエルフの一族の者であるというのは学院入学と共に知らされる。
そして、そのエルフが携わっている学院がただ綺麗なだけの建物ではない事はすぐに知ることになる。
国が設立したとあって備え付けてある調度品はどれも一級の品だ。
重厚感溢れる建物の中、授業を学ぶ教室のほかにも食堂やサロン、図書室や遊技場なども完備されており、貴族に向けた建物である事は簡単に理解できる。
最近では平民でも優秀であれば受け入れるべきだと言う意見が出てきているのだが、未だ実現に至っていない。
今年はかなり優秀な人材が数多く入学するとあって学院側も気を引き締めている。
講堂にはぞくぞくと入学する生徒が入ってくる。
学院長の挨拶の後に入学する生徒の中でも位の高い第二王子であるルーウィン・セインティア・ヴァズレーの挨拶が続く。
ワインレッドの髪は少し癖のある硬い髪質でつんつんと尖がっている。
瞳は性格を示しているかのように燃え上がるように赤い。青の礼服を着た彼は髪の色が良く映える。
王族としての気品は纏っているがどこか野心を秘めているような不穏な雰囲気も醸し出している。
うっとりとした貴族の子女たちは黄色い悲鳴が上がりそうな程熱い視線を送っている。
形式ばった挨拶が終わると入学式に呼ばれた高位貴族達がそれぞれ祝辞を述べる。
長い挨拶に眠くなる時間をなんとかやり過ごし、無事に入学を終える。
それぞれのクラスに移動する生徒達を見送り、私は学長室へと向かったのだった。
学長室のドアをノックして入室許可を得る。
そして、入った先に居た人物を見て私は驚いた。エドワードだ。なぜ彼がここにいるのだろう。
「フィアが卒業試験を受けるって父上から聞いたんだ。」
「そうなのですか。」
「だから僕も一緒に受けておこうと思ってね。」
「え?」
エドワードの言葉にキョトンとした表情を見せる私。
エドワードは悪戯が成功した子供のような笑顔で告げる。
「婚約者が卒業資格を持っているのに僕が持っていないのはおかしいだろ?」
「そうでしたか…ごめんなさいエド、巻き込んでしまって。」
「いいんだ。それに、君が卒業資格を先に欲しがるのは僕のせいでもあるだろう?」
「そんなことは有り得ません。」
「僕が気付かないとでも思った?フィアが貴族の中でなんて言われているか僕が知らないとでも?」
「…それは。」
「だから、フィアが気にやむ事はないよ。だから一緒に試験を受けよう?」
「はい。」
そっと手を掴まれ指先にキスを落とす。エドワードの自然な動きに私は呆気にとられた。
少年だったエドワードはいつの間にか青年へと成長していた。
彼はもう15歳だという事に改めて思い直す事になった。
「そろそろ良いかね?」
ごほんと咳払いをして声をかけたのはこのサマエル学院の学院長リュシュランだ。
金色の髪で300歳を超える年齢であると聞いていたのだが、白い肌は皺ひとつ無くその姿はまだ青年のようだ。
特徴的な耳は尖っていて種族の違いを示している。
妖精族でエルフである一族の寿命は500年とも1,000年とも言われる。
彼らは森の民と呼ばれ大森林の奥地で生活しているらしい。
らしいというのは、確かめた人が居ないからでもあるし、森の近くでスパイ・テントウ君が矢で打ち落とされたからもある。
エルフにはステルスを見破る目があるらしい。
この学院の創設者でもある彼の緑の瞳が私たちをしっかりと捉えている。
彼の言動で先ほどのやり取りをすべて見られていた事を思い出した私はポッと頬が火照るのを感じた。恥ずかしい。穴があったら入りたい。
「さて、入学と同時に卒業試験を受けるなど前代未聞であるが、国王からのお願いとあって特例として許された。だが、卒業資格を得ても実際にここから出るのは皆と同じ年になる。その間は自由にしても構わないが、羽目を外し過ぎないように注意するのだぞ。」
「はい。」
「ところで、リーフィア嬢は魔法の試験は国王から免除と聞いているのだが…。」
「ええ。許可をいただいておりますわ。」
じっとリーフィアを緑の双眸が見つめる。
まるで体の中を見透かされるかのような錯覚を覚える。
思わず後ずさりかけた足をその場に留める。
「安心なさい。何か事情があるのだろうから無理には聞かんよ。」
「感謝致します。」
「では、筆記試験の後、エドワード殿下の魔法試験、そして実技試験の流れになる。心して受けるように。」
「はい!」
筆記試験は国の成り立ちや歴代国王の名前だったり、計算問題だったり各領地の特産など様々な問題が出た。
だが、すでにこの学院を卒業して父の領地運営を手伝っているカイン兄様がいるので勉強する分には問題が無かった。
無事に筆記試験を終えた後、エドワードの魔法を使った的破壊と試験監督相手の模擬戦を行う。水の魔法を駆使して問題なく試験を進めるエドワード。
剣の実技に入るがこちらも滞りなく終えていく。
すでに魔物との実戦経験や騎士団での稽古を普段から行っているのでエドワードは何の問題もなく合格した。
そして実技試験は私の番になる。
実技用の服に着替えて髪を後ろで束ねる。実技用というだけあって乗馬服のようにズボンを履いた私はやはりこちらの方が着慣れている。
動きやすさを確認して試験に挑んだ。
女性相手だと試験を行う先生が若干油断しているように見えるが、剣を交える度にその表情が引き締まっていくのを感じる。
距離をとって再び構えると、今度は真剣に剣を構えてくる先生。
ニッと女性には似つかわしくない笑みを浮かべる私に若干引いている気がするが、模擬戦として行っているいつもの相手とは違う分新鮮な気分を味わう事ができた。
剣を振るうたびに気分が高揚していくのを感じる。
その気持ちのまま思いっきり剣を打ち込んでいく。
その様子をエドワードが驚きの表情で見ているなど私は少しも気付くことが出来ないままだった。
――――…
父からリーフィアが入学と同時に卒業試験を受けると聞かされた僕は、それまで気付かない振りをしていた事に向き合わされる事になった。
リーフィアが悪し様に言われる度に僕自身の評価が上がっていく事は何となく気付いてはいた。だが、それを認めてしまうとリーフィアを盾にしているようでそれを認める事など出来るものではなかった。
まるで僕を庇うかのように社交の場でもパートナーとして役を全うするリーフィア。
だが、その影で言われている言葉は嫌でも耳に入る。
そしてリーフィアは大抵最低限の社交を終えるとすぐさま帰っていく。
それも噂に拍車をかけている事と知りながらそれをどうこうする術もないままだった。
僕自身が多くの貴族に疎まれている事は気づいていたからだ。
以前より風当たりは弱くなったもののそれまでの悪評が尾を引いている。
その上僕は王族としての義務があるのでリーフィアと共に抜け出す事は叶わない。
婚約者である彼女を守る事も共に悪く言われる事もできないまま時が過ぎていく。
そして、リーフィアが帰った後に暫くすると護衛としてアシュレイがやってくる。
アシュレイはクラウス殿の部下らしい。
アシュレイは町である女の子を探して彷徨っていた僕達の前に現れた少年だ。
いつも遅れてくるアシュレイはクラウス殿の部下以外にも冒険者だけでなく商売もしているそうだ。
忙しい時間を割いて僕の護衛をしてくれている。
背を預けて戦えるほど信頼の置ける仲間としての彼はいつも飄々としていて、ふわりと香る香りは清潔感のある石鹸の香りだ。
その香りがリーフィアと同じなのは以前から気がついてはいたが瞳の色も髪の色も違うし、なにより魔力が少ないリーフィアとは別人であるという認識だったのだ。
だが今、目の前の試験でそれも全て覆っていく。
何度も共に戦ってきたからこそ分かる事。
あの構えも、剣の振り方もどれもこれも同じだった。髪を束ねたリーフィアはアシュレイを髣髴させるには十分で…。
間違いない。リーフィアはアシュレイだ。
だが、なぜ魔力が少ない等という事になるのだろう。
アシュレイは魔力が途方もなく多い。
だが実際に今見ているリーフィアの魔力は非常に希薄だ。
平民と同じくらいと言われても納得できる量しかないのだ。
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