「好き嫌い」
「人参は好まぬ」
そう言ってハンバーグの付け合わせの人参を私の皿に追いやった彼女に。
ならば好きだと言わせようと決意した。
「今日の朝ごはんは食パンです」
そう言って、彼女に差し出したのはホームベーカリーで焼き立てのキャロットパン。
じっとそれを見つめ、人参だとわかったのかそっぽを向いたが空腹には勝てなかったのか。渋々食んだ瞬間。
「家畜! 人参なのに甘くてうまい! これなら好くぞ!」
と紅茶を置いて、食べ出した。
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