第2話 彩音のお部屋にて

私と司は今、私のお部屋でくつろいでいるというか

休んでいる。


司とどんなお話をしていいのかがわかりません。


それにどういうお話が好みなのかもわかりません。


「そういえば、彩音は何で俺にパンツを見せたんだ?」


「それは司の事が大好きだからよ」


「それでも普通はパンツなんて見せないだろっ」


「別にいいじゃないの、私はパンツを見せたかったの」


「まぁ、そういう事にしておくかな」


司は何でパンツの事を話題にするのかな。


私は恥ずかしくなってきてきっと赤面している。


「それより司は趣味あるの?」


「趣味は特にない」


「特にないってそんな事はないでしょ」


「じゃあ、趣味はな、彩音と一緒に居ることだな」


「ありがとう、嬉しいよ」


私は司の事が本当に好きで好きで堪らないでいる。


こうして司と居るだけでも幸せだった。


「彩音は趣味あるのか?」


「趣味はあるよ」


「できれば教えて欲しいな」


「うん、いいよ」


私は高級な椅子から立ち上がるとスカートをたくし上げて

司にパンツを見せている。


「なぜパンツを見せているんだ?」


「これが私の趣味よ」


「パンツを見せる事が趣味なのか?」


「うん」


「何と言うか、変わった趣味だな」


「そうでしょうね、パンツを見せる事が趣味なんて

誰にも言えないわね」


「それはそうだろうな」


私がパンツを見せる趣味というのは本当だけど、

それをするのは大好きな人だけでした。


つまり今で言うと、司にしかしないのです。


「司は嫌いな食べ物はあるの?」


「特にないな」


「へぇ、司は偉いね」


「彩音は嫌いな食べ物はあるのか?」


「私はね、レバーと野菜が嫌いなの」


「おいおいっ、レバーと野菜が嫌いなのか、

それはまずいな、ちゃんと食べれるように

ならないと栄養とれないぞ」


「それはわかるけど、嫌いな食べ物だから

嫌いなの」


「はぁっ、彩音、今度俺と一緒に克服するために

食べてみようか」


「う、うん、頑張るよ」


私は本当にレバーと野菜が嫌いなので司の頼みでも

もしかしたら食べないかもしれない。


本当に嫌いな物は無理して食べる物じゃないです。


司とお話しているけど、ごく普通の会話しかしていない。


それでも恋人として交流しているからまだいいのかもしれない。


司は私の事についてぜんぜん聞いてくれない。


私からお話するとあんまり良くないのと私の事を私から話せば

かまってちゃんか何かと間違われそうで嫌だった。


そういう事は司から聞いてきてくれた方が嬉しい。


私も司の事を聞いていないので同じようなものですね。


もっと恋人として親密な会話をしたいです。


私はどうすればいいのかをじっくりと考える事にした。

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