第5話 信用創造という錬金術

国債は政府による通貨発行である..




 さあ、この仕組みを暴きましょう!




 まずは『信用創造』から。




 ◇信用創造の仕組み


 ① 預金がない銀行があるとします。


 ③ イチローが2億円借りにきました。


 ④ 銀行は「イチローだから返してくれる!」と信用して2億円貸せます。本当に貸せます。


 ⑤ 銀行は通帳に2億円と記入するだけです。お金の準備はいりません。




 こうして銀行は、相手の返済能力を信用すれば預金を創造することができます。




 これを『信用創造』といいます。




 ◇イチローが2億円を返しにきたら..


  どうなるでしょうか?


  そう、2億円は、イチローの通帳からも銀行のデータからも消えてしまいます。




 ◇これが日本政府だったら?


  政府は少し複雑ですが、イチローとお金を借りる原理は変わりません。


  政府は国債によりお金を借ります。


  そして、政府が借りると、借金=通貨の発行となります。


  よって、政府が借金を返すと、私たちのお金が消えてしまうのです。


  これは真実です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る