「妖精の園」(Le Jardin Feerique) M.Ravel
曲名:Le Jardin Feerique
妖精の園
作曲家:Maurice Ravel
モーリス・ラヴェル
収録:Ma Mere L'oye
マ・メール・ロワ
作品番号:M77-5
久々過ぎて若干申し訳ない。
ラヴェルさんが友人夫婦の子供の姉弟に献呈した、おとぎ話をモチーフにした5曲からなる連弾組曲の最終曲。
この曲のモチーフはペローの「眠れる森の美女」の王子のキスでお姫様が目覚めるシーンらしい。ペロー童話集、手元にあるけど積んでるな……
圧倒的にフィナーレ。まさしく昔話のめでたしめでたし。
ただ、盛大なやつが目の前で、というよりは遠景って感じがする。
マクダウェルさんの「ドワーフの国より(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891530706/episodes/1177354054892564678)」とも少し似てる感じがあるけど、あれは賑やかな酒場の絵が次第に遠ざかっていく感じで、これは最初から外でお城が目覚めて、喜びいっぱいに明かりが灯るのを見ながら徐々に昔話から遠ざかる感というか、カーテンコール見てる感もする。
あと、音から夜の匂いがするのも好き。流れ星とか流れてそう。
これでラヴェルさんの独特の透明感はそのままってとこがいい。好き。
ドビュッシーも透明感があるんだけど、ラヴェルさんはもっと冷たい感じの透明感なんだよね、「水の戯れ」とかその最たるなんだけど。
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