秘伝書がありふれる世界で、今日も僕は旅をする。
有寿
プロローグ
00. 始まり
ある朝の電車通学の駅ホーム。
僕は今ある抗不安剤を飲み干しついに決意ができた。
「よし、今ならいける。」
僕は靴がなんだか気持ち悪くて、靴をなんとなく脱ぎ捨てる。
周りの人達が僕に注目する。
これは全て、ある都市伝説を試したからであって自殺ではない。
確かに学校でいじめられて鬱になって何度も首でブランコして遊んでたけど。
その都市伝説とは、輪廻の呪文を唱えながら死ぬと、来世は望む種族で輪廻転生できるという今流行りの都市伝説だ。
「僕は……こんなクソッタレな人生捨ててマグロになるんだ。」
僕はマグロになりたくて、裸足で華麗に電車に飛び込む。
「輪廻転生りんねてんせいーーーー!!!!!」
次の瞬間、僕はまぐろフレークのようにミンチ状になり、意識がぶっ飛んだ。
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