第4話 一護とデート(続)

私は一護とデートをしている最中でした。


しかし、一護とお話をしていたのにいつの間にかはぐれてしまったようです。


「あれ? 一護は何処に……」


一護とはぐれてしまった私は一護と合流するために一護を探す事にした。


ここは駅周辺なので探すのが大変です。


一護と合流したいけど、こんだけ人がいると探すのも一苦労です。


私は諦めて帰る事にしようと思った時にいきなり私のお尻を触られた。


私のお尻を触っている犯人を見るために振り向くとそこには一護が居た。


「楓のお尻は柔らかいな」


「一護……人が心配していたのに……そういう事をするなんて信じられない……」


「ごめん、ごめん、悪かった」


一護は申し訳なさそうに謝っている。


私も一護の恋人だからそこまで強くは言えないでいる。


「一護、そろそろ帰ろうか」


「そうだな、そうするか」


私と一護は帰宅する事にした。


駅改札の所まで歩いて来ると一護と私はデートが終わる。


「楓、今日はありがとうな」


「うん、こちらこそ、ありがとうね」


「じゃあ、またな」


「またね、一護」


私と一護はそれぞれ自宅に帰宅する事となった。


私はしばらく歩いていると自宅に到着する。


玄関の扉を開けて中へ入ると玄関で靴を脱いであがる。


そのまま自分のお部屋に戻ると今日のデートの事を思い出す。


デートは楽しかったけど、恥ずかしい事もあったかな。


それでも一護と一緒に居れるだけで幸せです。


私にとってはもう一護はかけがえのない存在。


大事な大事な人なのです。


余命が決まっててその残りの人生を私という恋人と過ごすのだから、

大切にしないといけないよね。


私も一護に精一杯、この思いをぶつけるつもりです。


そんな事を考えているとスマホにメールが届く。


メールを見ると一護からだった。


メールの本文を見ると……。


悪いな、楓。


さっきな、自宅に着いた時に倒れてな。


今は病院なんだ。


詳しい検査をしたら、予想以上にしんこうがはやくて

余命一年と言ったが余命が短くなるかもしれない。


楓と会うのは病院になるのかな。


病院名と場所は添付したファイルに書いてあるから

見てくれよな。


じゃあな。


そんな……一護が倒れた……。


きっと、私のせいだ……一護……ごめんなさい……。


私はベッドの上に寝転がると毛布をかけて目を閉じて寝る事にした。


明日は一護に会いに行こう。

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