第13話箱庭に白紙を
出逢って絞まった蛇口から溢れたコトバ
ひとつに染った反物に成って知った愛
期せられた黴が時と共に同化する悪夢
諾々と思い出が黒に近い地上に粉飾され
私を押し流して仕舞います。
時に焼き点き黒く染まればいいのに
焚涸れたアナタは五月雨隣る
その日箱庭に白紙を初(そ)めるコトバ
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