第91話「片隅」
陽光の晴れ間に喜び
土砂降りの雨に怒り
風の強かさに哀しみ
入道雲の悦に楽しむ
四辺の集中は退屈な例もなく、いずれは順風穏やかにその道を進むだろう
部屋に霧が懸かり均等に微睡む頃、全ては平らとなっていく
宙浮かび達するまでに
宇宙の塵となるまでは
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