第36話「刃毀れした狂気」
生きているだけで何かが削られていく
それを日々取り繕いながら、なんとかその何かの形を保ち、身の芯にある心根に従い前に進んでいく
狂気こそ真理なのではないかと、はたと考えが行き着いた。
ボロボロに刃毀れしたそれを、今からは鉄心へと鍛冶鍛え抜く。
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