第71話
そういうとユノは膝まづいた
「よい、今は非常時、ゆえに即刻解決が必要なのだ」
「父上、どうしたらアナを救えるのです」
「ふむ、儀式の前に光の巫女の継承をしてもらおうと思っていたのだ。アナがそうしたようにな」
「アナは既に執り行っていたというのか?」
「あぁ、そうだ。故に呪いが浮かんでおろう。だが、私にはもう光の力は残っていない息子二人に継承する権利が与えられている。」
「継承する…権利?」
「ここから先はこれを付けてからだな」
陛下はユノに腕輪を持たせた
それを腕にはめたユノは金色の光に包み込まれた
『巫女の子孫よ、わが名は光の巫女、フィトリーゼ。その妹の影の巫女シュトリーゼでございます。話は聞いています。影の子孫が今暗い闇の中で戦っているのでしょう』
腕輪の中から金髪の少女と銀髪の少女が浮かび上がる
体が透けていることから実体ではないようだ
「フィトリーゼ様。シュトリーゼ様。俺はアナスタシアを助けたい。どうすればいい?」
そういうと腕輪の光から身長まである長杖が出てきた
『光に祈りなさい。闇を振り払う力となるでしょう。』
そういって光は消えた
「使い方は分かるな?」
「なんとなく…」
剣を振る以外の武器を使ったことがないのに何故か使い方だけが頭に浮かんでくる
これが継承したという事か?
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