花が咲いている


花が咲いている

「だから何だよ?」

おれは言った

「別に」

きみはぷんぷんした

あなた今ぷんぷんしていますね?

誰かにそう指摘されたらきみはこう答えるだろう

「ええ、ぷんぷんしていますよ」

それが真実だ

実際きみはぷんぷんしていたのだった

ぷんぷんし過ぎてもはやぷんすかだった

「ぷんすかへと突入ですか?」

おれは問いかけた

「ええ、たった今、突入しました」

なるほど

この詩は終わる

そして人は八十年ぐらいで死ぬ


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る