天使の終わり
かつてわたしは天使だった
空を飛ぶことが出来た
けれどある日、落下した
理由はよくわからないけれど
もう二度と飛べなかった
新しいわたしは思った
何か別のことを始めよう………
けれど何をすれば良いのかわからなかった
空を飛ぶこと以外したいことが思い浮かばなかった
今まではそんなこと思いもしなかったのに
空を飛ぶことが当たり前だった日々に戻ることはもう出来ない
見上げた空は何処か余所余所しい青さで広がっていた
わたしは急激にかつての自分から遠ざかった
何かがおかしいと気付いた時には
もう手遅れ
その最中に何とかうまくやろうと試みたことは
ことごとく失敗した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます