灰色の未来
追い詰められていた
じりじりと
感じていた
きっとこれは錯覚なんかではない
確実に
とどめを刺されようとしていた
あと一歩、後ろへ下がれば
わたしはきっと断首されるのだろう
少なくともそれに似たような状態へ陥ることは必至
真夜中に
部屋の片隅で体育座りをし
パンに何も付けないで噛む
味なんて最初から無い
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