第251話 帰属意識
ども。
新巻へもんです。
パリ・オリンピックが終わりましたね。で、先日10人ほどの集まりがあったのですが、競技に興味がなくても日本人選手が出ているというだけでテレビを見ると話をしている方がいました。同意の声がいくつもあがり、その集まりでは日本人選手を見るという方が多かったですね。
ラジオのニュースでも、とある選手の出身地の会館に地元の人が集まっているところをインタビューしていました。
「地元の〇〇選手が活躍して、勇気を貰いました」
そんなことを言っていたと思います。
それでですね、新巻はこの感覚が理解できないんですよ。区報でも地元のアスリート特集があって、応援しようなんて書いてあるんですが、素で「何で?」という気持ちしかありません。新巻がひねくれものというのもあるんですけど、これはたぶん育ちのせいで所属する場所ということが肌感覚としてないんだと思います。
新巻は小学校だけで5校通うという子供時代を送っていました。なので故郷というものも無いし、住んでいる場所に思い入れがありません。今住んでいるところは20年ぐらいになるので多少は愛着はあるけど、唯一無二というところまでではありません。何かで立ち退きしなきゃいけなくなっても十分な補償を受けられたらホイホイ移るでしょう。
それと出会いと別れを繰り返しまくったせいで他者に対して興味が持続しません。自分は記憶力はかなりいい方だと思いますけど、1年前まで一緒に働いていた部下の名前を忘れたりします。すぐに繋がりが切れ人間関係がリセットされる子供時代の影響は絶対にあるでしょう。
これが組み合わさることで、同じ国に生まれたというだけで共感して応援するという感覚がマジで分からない人間ができあがります。似たようなものだと、母校が甲子園に出場したというのではるばる甲子園球場まで行く人も同じく理解の外にあります。でも、同じ日本人だから、同じ学校出身だから応援するというのがたぶん多数派なんでしょうね。
この帰属意識の範囲というのは一般的にはどこまでなんでしょうかね。新巻はひたすら狭いし場所ではないんでしょうね。でも、ちょっとだけ、そういう「居場所」に対するあこがれもあったりします。何かのときにテーマにしてみようかな。なんか、とりとめもないことを書いてしまった。暑くて執筆が進まないのが悪いんや。カクヨムコン向けの小説書きに戻ります。
ではでは。
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