第91話 愛と呼べない夜を越えたい

 ども。

 新巻へもんです。


 ネットゲームを同時に6個ほどこなしているので、平日は時間がいくらあっても足りません。その上で、カクヨムに来て、読者の方の反応のお返事をしたり、フォロー中の小説をちょっとずつ読んだりしていると早くも23時過ぎ。翌日も仕事と思うと執筆する暇がほとんどありません。とかいいつつ、これを書いてます。


 今、連載しているものは週3回更新が基本形。それにときどき臨時更新しているのですが、土日に3話書けないと平日にもがき苦しむことになります。ゲームをやめればいいのですが、なかなかやめられないのがゲームの恐ろしいところです。それでも1つは引退したんですけどね。


 さて、今月も同題異話が始まりました。企画主様が満を持してリリースするハードモードです。題して「愛と呼べない夜を越えたい」。愛ですよ愛。愛ってなんですかあ? という私には確かに難しいお題でした。それでも5日に投稿できたので、まあ、それほど遅くはないでしょう。


 では、いつものようにネタバレしつつ、どうやって話を作っていったかを書きます。実は最初は全然違う話でした。若気の至りで関係持ったけど、相手の不誠実な態度に傷ついた主人公が、やっと傷心が癒えた時に現れた新たな異性を思いつつ、自分を慰める話でした。自分としてはそこそこエッチな感じです。


 ただ、そうこうするうちに他の方の投稿が始まり、想像通り恋愛ものがチラホラ散見されました。そうなると天邪鬼な私としては、恋愛はやりたくない。考えてみれば、愛にはいろいろな名前が付くものがあります。親子愛もそうですし、師弟愛もそうです。


 ここで問題となるのが「愛と呼べない」でした。全否定までいくかどうかは別にして多少なりともネガティブな感情の発露を伴う表現を親子関係に持ち込むと虐待っぽい臭いがします。そこまで重い話は書きたくないということで、師弟関係を使うこと決定。


 師と弟子であれば視点の高さも違うでしょうし、素直に受け取れないものがあってもおかしくはありません。間違いなく愛はあるけど、他方から見ればにわかには首肯しがたい、そんなシチュエーションならタイトル回収として不足は無さそうです。書き溜めているエピソードネタ帳を開いたらちょうどいいのがありました。


 師匠ナルサスのこの行動を肯定できるかどうかは判断が割れると思います。間違いなく弟子のジークの心は傷つける訳ですから。為すべきことをなし終えた。それは自己満足でしょう。でも、そういった男の死にざまを書くことができて満足です。


 ではでは。


 

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