ロードが見えた目
大槻有哉
第1話 ロードが見えた目
第1話の1
ここは日本国、島根県川合市。
ローナという女性型ロボットが舞い降りた。30メートルクラス。男性神ローナをモデルにしていたのだ。
ジョンとロースという組織は、40年間の敵対歴を持つ。
「なあ、アニキ。俺は僕はここに居たぜ。クモを抜けて来た目は僕だ。ロードが見えたのは僕だけだぜ」
「俺の目を超えたつもりか、セツナ? 無理だ!」
ロボットローナを背負い生きたのは僕さ。アニキは標準武装のみかい。
ジョンのレベルAは僕だ。強いだと。僕よりも。アニキ24歳かい。僕はまだ21歳だ。
俺になる日を待つぜ。一人称、知るかよ。僕は所詮僕だ。
「セツナ、いい気分にならないで?」
こいつ、ムカツクぐらい強い上官だっせよ。
「ロースに勝てるとでも? アニキさんには届かないわ、私はね」
ロードが見えた日、僕は目を手に入れた。アニキは遠くへ行ったと思っていたぜ。
「俺は戻って来た。お前ヒカリだろ。セツナと呼んで欲しいか?」
一つ年上だからって、いい気になんなよミキ。レベルSは10人以上いるんだ。僕も何時かジョンを抜けるよ。クモとは何だ!
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