四神黎明譚

コトノハーモニー

春告げの迷い子 序

 大陸の東に、黎明山れいめいざんを中心に置いて東西南北に分かれた四つの国があった。北牙ほくが東皇とうおう華南かなん李西りせい――四神とその巫女の守護を受け、これらは長く覇権を争っていた。

 だが、光歴130年。

 東皇は百万の軍で北牙を破り、かつて栄えた北の大国は人の住めない焦土となった。この事実上の滅亡をきっかけに、国々の均衡が崩れ始めていた。


 これは、運命の星に導かれる少女の物語。

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