人は何故、夢を見るんだろう。

夢はどこに繋がっているのだろう。

エッジの効いた中田氏の「雑がたり」を読んで、こちらのエッセイを読むと、とても不思議な気持ちになります。

誰かが意図的に何かを伝えるために、夢を見させているように思えます。

とてもこの世界は生きづらいから、誰かが方位磁石のように、そこに夢を置いているような感じを受けます。

じっとこの現実世界の狭間で誰かがじっと見守っていて、夢の世界で語りかけようとしている。

そう思うと、その聞こえない声を聞きに、今夜、夢を見たい気持ちにさせられます。

隅田さんが出会った「先生」は、この世界には存在しない人だけども、隅田さんの心のどこかで繋がっている、違う世界にいる人なんだろうなと感じます。

隅田さんのことを、誰よりも大切に思い、じっと見守っている。

過去も、未来も、そしてこの瞬間も。

私もあなたに夢で逢いたい。

私を見守ってくれているあなたと。

今夜、夢で逢いましょう

作者隅田　天美

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