人間模様4 地元のタクシードライバー
こ、これは小説?
ある日、忘れ物をした「ひろし」が、無事に忘れ物を取りに帰って、会社に戻るまでの話です。
小説?
と思うほどに、この出来事を上手にまとめてあるのは、作者さんの文章力なんでしょう。
印象的なのは、運転手さんをはじめ、登場人物のキャラが生き生きと描かれているところです。
アキさんのちょっと色っぽくだらしない感じ。
運転手さんの乾いた笑顔。
「ひろし」さんが降りた後、公園の緑の陰でマイボトルに入れたお茶をすすっていそうな。
アキさんも、他に良い人と連絡がついたら、「あ、ごめぇん」とメールをよこしそうな。
僅かな言葉や仕草でナチュラルに「ひろし」の住む街、ここに登場していない日常生活を感じさせます。
いかに普段の生活の中で、書き手としての意識を持っておられるか、推察致しました。
学ぶところの大きなエッセイだと思いました。
人間模様4 地元のタクシードライバー
作者 herosea
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892404139
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